世界中のボクサーが夢見る井上尚弥マネーの「ジャパニーズドリーム」
海を越えて“ラブコール”が届いた。
6日にルイス・ネリにKO勝ちし、世界スーパーバンタム級4団体統一王者として初防衛を果たした井上尚弥(31)。そんなモンスターに秋波を送ったのが、メキシコのIBF世界フェザー級王者ルイス・ロペスだ。
7日、自身のX(旧ツイッター)で井上に対し、「126ポンドに上がってくるまで、焦らず待ってるぜ」とツイート。126ポンドは約57キロで、フェザー級の上限体重。つまり、フェザー級で戦おうという挑戦状である。
すると10日、南米向けにボクシング番組を中継する「ESPN Knock Out」の公式Xがロペスの投稿を引用。井上の今後に世界中が注目している。
井上は現在のスーパーバンタム級で年内いっぱい戦う方針で、フェザー級に転向するとしても、来年以降となる。にも関わらず、ロペスが早速“ツバをつけた”のは、軽量級とは思えない高額ファイトマネーが魅力だからだろう。
ネリ戦で井上が手にしたファイトマネーは、日本人史上最高額の約10億円。これまではミドル級の村田諒太が2022年のゴロフキン戦で得た6億円が日本人最高額だったが、それを7階級も下のスーパーバンタム級で塗り替えた。井上に敗れたネリも、1億円超の報酬をもらっているという。