賛否両論!春のセンバツ「21世紀枠」に思うこと…来春は“快進撃”に密かに期待をしています
先日、来春のセンバツの21世紀枠候補校9校が発表されました。
どこも魅力的な学校ですが、その中でも壱岐(長崎)は部員21人全員が壱岐島出身ということもあり、話題をさらっています。
さて、この「21世紀枠」ですが……。存在意義がネット上では毎年のように議論になっていると聞きます。《野球振興のために欠かせない》《門戸を開くことも重要だ》といった声や、《本当に必要なのか》《実力で決めるべきではないか》といった否定的な意見もあるそうです。
私は2つの側面で捉えています。
甲子園を目指して勝利を追求する「勝負師」として見れば、純粋に地方大会を勝ち上がった“野球の強い学校”が全国大会に出るべきでしょう。過去には秋の地方大会の準優勝校ではなく、日頃からボランティアに精を出すなど特色のある学校が甲子園切符を掴むこともあった。そんな現状を素直に受け入れられるかと問われたら、正直、複雑なところはあります。
一方、「教育の一環である高校野球」という面から見ると、重要な要素だとも考えられます。21世紀枠は心から野球が好きで一生懸命に取り組んでいる選手たちにとって希望でもあるのです。かつての出場校の選手たちを思い出してください。誰もが生き生きとした顔で、真剣にプレーしていました。その姿を見たら簡単に否定してしまうのも、いかがなものかと思ってしまいます。