巨人ドラ1石塚裕惺は「坂本2世」改め「誠也2世」…岡本和真や松井秀喜らを指導した名伯楽が徹底分析
鈴木は内田氏が広島の二軍監督時代、二松学舎大付高から2012年のドラフト2位で入団。二軍スタートだった春季キャンプで最初に内田氏に預けられた。鈴木はその後、高卒4年目の16年に自身初の規定打席に到達し、リーグ2位の打率.335をマークして大ブレーク。2試合連続サヨナラ本塁打などで緒方監督が漏らした「神ってる」が、この年の「流行語年間大賞」に選ばれた。
内田氏が続ける。
「新人時代の誠也は、右手6、左手4の力具合でぶつける金属バットの打ち方で、まだ硬さが残っていた。最初はプロのスピードとキレのある変化球に苦しみました。誠也の場合は、左手が使えるようなって、上体と下半身が連動し始めてから安打が出るようになった。石塚も壁にブチ当たるだろうが、利き手とは逆の左手を強化し、リードする形で打てるようになれば、誠也のように早期ブレークもあり得ます」
巨人はこの日、都内でスタッフ会議を開き、山口オーナーが日本一奪還を指令した。
キャンプは二軍スタートも、阿部監督は石塚の1年目の一軍戦出場について「頑張ればゼロじゃない」と話している。「坂本2世」改め「誠也2世」は、まずは今季中の一軍デビューと早期一軍定着を目指す。