東條英機
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国民が怖かった? 日米開戦前に泣いた東條英機が恐れたもの
日米開戦を前に、政治指導者が深夜密かに泣いている光景は、私も衝撃を受けた。そんな事実は全くあらゆる資料、証言で紹介されていなかったからだ。しかしカツ夫人は何げなくその証言をしたので、私は二重に驚いた。この事実は拙著の上巻(最初の刊行...
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学徒兵に「知性や理性は捨てろ。戦う機械になれ」という東條英機の要求
東部第6部隊は、正式な部隊名は近衞第2師団第3連隊補充隊といった。天皇の直接の栄誉を受ける部隊でもあった。そのためもあったのだろう、東條英機首相兼陸相が学徒の激励に訪れ、皇軍の範たることを要求したのであった。東條はこういう部隊に精神...
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岸田政権に対する世論の高い支持 戦中の「暗黒日記」時代に類似してきた
東洋経済新報社から「現代語訳 暗黒日記」が出版された。 この本はもともと、ジャーナリストの清沢洌氏が1942年から45年にかけて書いた日記であり、戦後、高い評価を受けた。それを今、あらためて元伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎氏が「...
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日露戦争時 東條と青年将校“一体化”における天皇観の違い
日露戦争時の指導者たちと太平洋戦争時の指導者の比較を試みたとき、もっとも気になるのが天皇への態度である。天皇にどのように接したか。つまり、軍事の最高責任者である大元帥の天皇の名において戦略と戦術の一切が行われるかぎり、天皇にどのよう...
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「天子様の神格のご立派さには頭が下がる」と語る東條英機
御前会議で原嘉道が述べた所信は微妙な内容であった。そこには流れがあり、まず今回の開戦に至る経緯の中でアメリカは我が国の言い分を聞こうとしないと言い、これでは「明治天皇の御事績を全く失うことになる」と一応は大本営政府連絡会議の決定を追...