プーチン大統領
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悪夢のような報復連鎖 狂ったプーチンに世界はどう出る
このまま報復の連鎖で泥沼化となるのか。 8日に起きたロシア本土とクリミア半島を結ぶ「クリミア大橋」の爆破。これをウクライナによる「テロ」と決めつけたロシアのプーチン大統領がウクライナ全土を攻撃し、欧米が一斉に非難した。G7は...
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激怒のプーチン大統領が「報復」開始 ウクライナ首都キーウは開戦直後のような雰囲気
一気に緊張感が高まっている。ロシア軍が10日、ウクライナ全土をミサイルで一斉攻撃した。 ウクライナ非常事態庁によると、少なくとも全土で11人が死亡、64人が負傷したという。プーチン大統領は安全保障会議で、クリミア半島とロシア...
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ノーベル平和賞も「反プーチン」の面々が受賞…ロシア内外でいよいよ狭まる包囲網
混迷を極めるウクライナ侵略を巡り、バイデン米大統領が「キューバ危機以来、われわれは初めて核兵器使用の直接の脅威に直面している」と牽制を強めた直後、例年以上に政治性の強いノーベル平和賞の授与が決まった。 プーチン大統領が70歳...
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NATO対ロシアの核戦争の瀬戸際…投資家は「現金の保有」を大きく増やしている
1914年7月、オーストリアがドイツに支持されてセルビアに宣戦、セルビアを支援するロシアは総動員令を発して対抗、第1次世界大戦の戦端が開かれた。38年にはドイツがオーストリアを併合、チェコスロバキアのズデーテン地方併合を経て、イギリ...
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ウクライナの東・南部4州併合で自ら退路を断ったプーチン大統領
ロシアのプーチン大統領は9月30日、ウクライナの東・南部4州を併合する演説を行い、各州の代表と併合の文書に署名した。 留意しなければならないのは、この併合はロシアが攻め入り、有利な状況の下で行ったのではない。米国の巨大な軍事...
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ロシア下院議員が激怒! 「軍服150万人分消失」の怪事件はクーデターの予兆か
弱り目にたたり目だ。ウクライナ戦争で苦戦を強いられているプーチン大統領の足元で“怪事件”が発生。ナント、招集兵に用意していた軍服150万人分が消えたというのだ。 モスクワ・タイムズ(電子版3日付)によると、ロシア下院議員で元...
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米バイデン大統領の国連演説から読み解く 露プーチン大統領への痛烈メッセージ
プーチン露大統領の「新たに予備役30万人動員令へ」が大きく報じられている。ウクライナ軍が被占領地の一部を奪還するなど攻勢を強めているとの報道と相まって、ロシアの強硬な姿勢に警戒するという論調だ。30万人は自衛隊の総員数をはるかに上回...
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印ロ首脳会談でモディ首相が口にした「戦争の時ではない」の意味
インドのモディ首相とロシアのプーチン大統領が、ウズベキスタンのサマルカンドで開かれた上海協力機構首脳会議後に会談。モディ首相は「今は戦争している場合ではない」「解決策を見つけないといけない」と発言した。 「戦争の時ではない」と...
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プーチンついに“最後のカード”切った…「30万人動員令」に透けるロシアの焦り
とうとう「動員令」である。 ロシアのプーチン大統領が21日に放映されたテレビ演説で、ウクライナ侵攻をめぐり、国民の部分的動員令に署名したと発表、即日発効した。軍務経験のある予備役を招集するもので、ショイグ国防相によると対象は...
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ゴルビーにありプーチンにないもの 「終身大統領」は幸せか?
「存在しない国」。モスクワ中心部にこんな珍しい名前のレストランがある。向かいの歴史的建造物で9月3日、大政治家の葬儀が営まれ、棺が墓地へ出発した。8月30日に死去したゴルバチョフ元ソ連大統領。ロシアのプーチン大統領は参列せず、彼の言う...
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プーチン大統領は8年前から悲劇もたらす独裁者…記者が見た「旅客機撃墜の日」
ロシアのプーチン大統領が始めたウクライナ侵攻で「戦争犯罪」が記憶されることになった。ブチャの民間人殺害はもちろん、そもそも「非ナチ化」を掲げる特別軍事作戦自体が犯罪的だ。その序章が侵攻の8年前のマレーシア航空機撃墜にあると前回述べた...
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ロシアの「戦争犯罪」序章は2014年7月17日のマレーシア機撃墜 岸田首相は当時ウクライナに
2014年7月17日。その日付を思い出すことになる大事件を、筆者は出張取材先のウクライナの首都キーウにあるインターコンチネンタル・ホテルで迎えた。乗客乗員298人全員が死亡した東部ドンバス地方上空のマレーシア航空機撃墜。後の岸田文雄...
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プーチン大統領は重病どころか元気に東奔西走…「日出ずる国ロシア」のジョークも
ウクライナ侵攻が長期化して出口が見えないのに、プーチン大統領は疲れを見せるどころか、元気になった。西から東へと奔走し、9月5日、若者たちを前に冗舌で「日出ずる国は(極東のある)ロシアだ」とジョークを飛ばす場面も。一方、国民が耳にたこ...
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「飲むな」と言ってもコーラ好き…愛国心でロシア人の味覚変えられず
「コカ・コーラは化学物質の塊だ」 ウクライナ侵攻で欧米と対立し、制裁の元凶をつくったプーチン大統領。世界的清涼飲料メーカーがロシア事業を停止する中、こう主張した。われわれが子供の頃、親が「骨が溶ける」と言ってコーラを飲ませてく...
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卑怯技の元柔道家と化したプーチン 核と原発で脅す「汚い戦争」の行く末
プーチン大統領が最高司令官として君臨するロシア軍は、隣国に国家存続の危機をもたらした。 「いつでも核兵器を使用する用意がある」という脅しが、ウクライナの過度の越境攻撃だけでなく、国際社会にロシアとの全面戦争をちゅうちょさせた。...
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ロシア音楽業界も独裁者に決別…思い出の歌姫・ゼムフィラは侵攻当日、母国を去った
戦争になってから誰も行きたがらないプーチン大統領の国。筆者が駐在した2010年代に「ああ、自分はこのために来たんだ……」と思える瞬間があった。そのひとつが、絶大な人気を誇る女性シンガー・ソングライター、ゼムフィラのコンサート。第2外...
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チェブラーシカの「生みの親」は戦争反対 原作者もプーチン政権の検閲を非難
記者は亡くなる前に「人を死なせる」。物騒かつ不謹慎だが、訃報の予定稿のことだ。 選挙で「誰々が当選した」と何パターンか用意する原稿は、不要ならごみ箱行き。一方、お悔やみは無駄になることはない。人間は必ず天に召される。 ...
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「安定」が売りのプーチン時代に名作映画は生まれない…検閲や自主規制に文化人嘆き
筆者は長年暮らしたロシアが好きかと問われれば、愛憎相半ばする感じなのだが、学生時代に深入りしたきっかけの一つが映画だった。ロシア作品は、日本のシネコンでまず上映しないし、センスの光るミニシアターも大都市にしかない。数少ない本邦公開の...
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もうひとつの新語「マクロンする」誕生の背景 戦争阻止も停戦仲介もままならい“口だけの人”
引き続き、ロシアのプーチン大統領の戦争で生まれた「新語」の話。侵攻を防げなかっただけでなく、泥沼の長期戦にもつれ込んだ背景の一つとして、国際社会による仲介が機能しなかったことが挙げられる。それを象徴するような動詞がウクライナなどで誕...
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ウクライナ侵攻で数々の「新語」が誕生…戦争が「Z」の意味まで変えた
ロシアのプーチン大統領が起こした戦争により、数々の「新語」が誕生した。それだけ、世界に激動のニュースがあふれ、ウクライナでは国の命運や人の生死が日々語られたということだろう。後に歴史家だけでなく、辞書編集者も悩ませることになるかもし...
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サハリン2の「疑似政府保証」で2商社は安堵…“安倍失政”の尻ぬぐい
政界通(以下=政) 樺太のLNG事業サハリン2の運営がロシアの新会社へ移され、権益を持つ三井物産と三菱商事に暗雲が垂れ込めて意気消沈していると、7月20日付のこの欄で触れたが、明るい雰囲気に戻ったそうだな。 官界通(同=官) そ...
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プーチン大統領は高級ワインに夢中…「清貧」アピールも政敵が暴いた趣味
「皇帝」とあだ名されるプーチン大統領。ロシア国内で「清貧」をアピールし、庶民に寄り添うのが基本姿勢だ。2012年の通算3期目就任直前、「馬の小便」とやゆされるソ連風ビールで乾杯したのは一例。ただ、宮殿やヨットなど「隠し資産疑惑」が持ち...
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もしもプーチン大統領と2人で飲みに行ったなら…本場仕込みの「取りあえずビール」?
ロシアのプーチン大統領とは何者か──。世界中の専門家らが議論した。ああでもない、こうでもない。正気なのか、狂気なのか。病気か、健康か。堂々巡りで不毛になりがちな議論に、終止符を打つ方法が一つある。本人と一対一で飲みに行けば分かるので...
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プーチン大統領と安倍元首相の地酒の思い出 温泉旅館でほれた「東洋美人」
日本人なら、自分が飲まなくても外国人が日本酒を気に入ってくれるとうれしいのではないか。亡くなった安倍晋三元首相は、恐らく素直な思いで、ロシアのプーチン大統領をもてなしたのだろう。2016年12月、山口県長門市での日ロ首脳会談の公式夕...
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慈善コンサートでカラオケ熱唱 プーチンの意外な音楽趣味とピアノの実力
友達や知り合いになった人に聞く質問に「どんな音楽を聴くの」というのがある。趣味は人となりを反映するし、共通点があればさらに親しくなるかもしれない。 公務から浮かび上がってこないが、ロシアのプーチン大統領はどんな音楽を好むのか...
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プーチン大統領はソ連の愛車をブッシュに自慢「白タク」の過去はあえてアピール?
ロシアのプーチン大統領は「車好き」なのだろうか。本人に聞けば「ダー」と肯定する答えが返ってくるのではないか。クリミア半島併合のかどで主要8カ国(G8)への参加を停止されるはるか前、2006年に議長を務めたサンクトペテルブルク・サミッ...
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「アウルス」対「ビースト」 米ロ大統領専用車どっちが強い?
大国トップの専用車というと、米大統領が乗る重装備の「ビースト(野獣)」が有名だ。 では、プーチン大統領の車は? ホワイトハウスのものほど強くはなさそうだが、ウクライナに2014年に軍事介入、22年に本格侵攻するほどエスカレー...
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高給提示でウクライナに派遣 日常も戦争も“労働移民頼み”のロシアの現実
日本では社会機能を支えるエッセンシャルワーカーの一部を外国人が務めているが、ロシアも事情は同じ。首都を訪れれば、工事現場やカフェ、清掃などで汗を流しているのはいわゆる「白人」ではなく、中央アジアの旧ソ連構成国出身者であることに気づく...
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ロシア将軍が次々と戦死…不穏な「クトゥーゾフ少将」の訃報
ウクライナでロシア軍の損害は大きく、夏に「死傷者7万~8万人説」(米国防総省)も出た。プーチン大統領や治安機関の誤算から首都キーウを電撃制圧できず、春に軍が主導権を取り戻して東部ドンバス地方の総攻撃に移行。現場が混乱したのは「大義な...
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ロシア兵の奪還目指すプーチン政権の“価値観”…人命軽視も、捕虜は別扱い
「一人の生命は地球より重い」と言ったのは、1977年のダッカ日航機ハイジャック事件で、人質解放のため犯人グループの要求に応じた福田赳夫元首相。ロシアの価値観は、その正反対ではないかとも思える。ウクライナ侵攻で、おびただしい数の自軍の将...