プーチン大統領
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白衣のプーチンが見舞った“負傷兵”は元気そのもの…戦争中も茶番は続く
白衣のプーチン大統領。ロシアで「天使」と見えるかは別として、ウクライナ人にとっては「悪魔」だろう。モスクワの軍事病院を訪問し、ウクライナ侵攻後初めて「負傷兵」2人を見舞ったのは、5月25日のこと。かぎかっこを付けたのは、2人ともぴん...
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プーチンの次女に新しいパートナー報道…気になるお相手は「バレエ界のゼレンスキー」
ロシアのプーチン大統領が、目に入れても痛くないだろう次女カテリーナ・チホノワ。「アクロバットロックンロール」というダンスで表彰台に上った元運動少女で、その後は「モスクワ版シリコンバレー計画」を背負う実業家に。バツイチなので目くじらを...
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軍艦級ヨット「シェヘラザード」がイタリアで差し押さえられたワケ
その昔、人間不信の横暴な王がいた。妻に裏切られたことから、毎晩、新しい女性をめとっては殺す。何かの報復か、それとも被害妄想か。見かねた大臣の娘が名乗り出て、王の元へ。夜な夜な、物語を聞かせることにした。あやめるはずの朝が来ると、「あ...
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北欧2カ国がNATO加盟申請 ロシアはシュートのつもりが…オウンゴール確定
ロシアによるウクライナ侵攻のさなか、プーチン大統領の「オウンゴール」が早くも確定した。陸や海を隔てて北方にあるフィンランドとスウェーデンが北大西洋条約機構(NATO)加盟を申請し、承認されてしまった。力で自国の安全を得ようとする暴挙...
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ロシアのお家芸「偽旗作戦」の謎…チェチェン紛争でも“でっち上げ”疑惑が浮上
相手の攻撃をでっち上げて、一方的に反撃する──。これがウクライナ侵攻で盛んにいわれた「偽旗作戦」の簡単な説明だろう。大義名分がないなら、つくってしまう。日本が南満州鉄道の線路を爆破して「中国の仕業」に見せかけたのが柳条湖事件。古典的...
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プーチンに「ウクライナ軽視」を教えた“歴史の先生”メジンスキー補佐官
ロシア人は米国にあこがれつつ、文化や歴史では自分たちが上だと信じる「コンプレックス」を抱いている。確かに、文学や音楽で名をはせた大国。しかし、歴史観がゆがんでいたらどうなるか……。安全保障問題が原因のはずのウクライナ侵攻には、大義と...
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ドンバスにシリア…過去の紛争を足し算した進化なき「ロシアの戦い方」
ウクライナでのロシアの戦い方を簡単に言えば、2014年の東部ドンバス地方の紛争と、15年のシリア軍事介入を「足し算」したようなものだ。 前者は重火器に依存した地上戦、後者は精密誘導兵器か疑わしい巡航ミサイルでの無差別攻撃。ミ...
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ロシア政府が「サハリン2」新会社設立命令 三井物産、三菱商事は対応迫られる
ロシア政府は3日、極東サハリンの石油・天然ガス開発プロジェクト「サハリン2」の事業を引き継ぐ新会社をサハリン州ユジノサハリンスクに設立することを命じる政令を公表した。ミシュスチン首相が2日付で署名した。 プーチン大統領は6月...
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水増し戦果を報告…「お茶の間の顔」コナシェンコフ報道官に論功行賞
プーチン大統領はウクライナ侵攻に際し、苦戦にあえいだ司令官を次々と更迭したとされる。一部の将官に勲章を与えて昇進させており、分かりやすい「論功行賞」もあった。功労者として光が当たった一人は、国防省報道官。初期の電撃作戦が成功しなかっ...
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ふてぶてしいラブロフ外相 在任18年でもプーチン大統領の最側近ではない
2004年に就任したロシアのラブロフ外相。在任期間の長さに「本人は早く辞めたがっている」とうわさが絶えないが、きっと辞めさせてもらえないのだろう。外交の世界で長らくプーチン大統領の代弁者として君臨。発言はもちろん強硬だが、話がとにか...
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プーチンに従順な前大統領メドベージェフがSNSで言いたい放題のわけ
ロシアのプーチン大統領の「忠臣」は何人もいるが、ドミトリー・メドベージェフ前大統領(現在は安全保障会議副議長)ほど従順な人間もいないのではないか。憲法が定めた連続3選禁止のため、1回休みのプーチンに代わって大統領に就任。基本的に主人...
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プーチンの後継者は誰だ? ロシア土産の定番「マトリョーシカ」の法則性
ロシアといえば「マトリョーシカ」を思い浮かべる人も多いのではないか。スカーフをかぶった女性の入れ子人形。いろいろな種類があり、ソ連時代にさかのぼって歴代指導者が次々と出てくる土産物も定番だ。少し古いが、本田圭佑(かつてCSKAモスク...
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右腕キリエンコは元リベラル派 暗殺された野党指導者の葬儀にサプライズ登場
ウクライナにおけるロシア占領地のキーマンとして前回、セルゲイ・キリエンコ大統領府第1副長官を紹介した。日本で聞き慣れない官職だが、プーチン大統領の右腕として、反政権派の弾圧を含めて内政を統括する要職。大国にとって旧ソ連圏は「内政」だ...
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プーチン大統領の反撃でLNG輸入商社の三井物産・三菱商事が消沈、継続は困難か
政界通(以下=政) 樺太のLNG開発事業・サハリン2から日本への輸出が止まりかねない情勢に、事業に出資している三井物産と三菱商事の社内が暗いそうだな。 財界通(同=財) そのようだ。金融筋の話では、ロシアのウクライナ侵攻で日本も...
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現代の皇帝プーチンが耳を傾ける側近 キリエンコ第1副長官に存在感
われわれがのぞけないクレムリンの奥の院。世界を翻弄したロシアのプーチン大統領を、制御できる人物はいないものか。今回の有事の中、内部の様子が珍しく伝えられた。地方知事を定期異動させるための2022年9月の統一地方選に関し、シロビキ(軍...
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ロシア内部では不協和音も役人は受け身 ささやかれる後継者は3人いるが…
ロシアのウクライナ侵攻でプーチン大統領の指導力に疑問符がついたとして、外国メディアで「クーデター説」がまことしやかに報じられた。古巣の連邦保安局(FSB)で不満が高まったり、政権高官や新興財閥(オリガルヒ)が抗議の辞任をしたり。追い...
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闇将軍パトルシェフ書記はウクライナ侵攻の共謀者か? 長男は七光りで閣僚に出世
ロシアのプーチン大統領が無理のあるウクライナ侵攻を決め、短期戦には失敗した。トップの判断がまずければ、周囲が全力で阻止していたはずで、やはり共謀者がいたことになる。本連載で側近を何人か挙げたが、この人物に触れないわけにいかない。ニコ...
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テレビの映像を深読み “プーチンの後継者”と話題になった謎の若者の正体
プーチン大統領に「後継者」が現れたと、日本のテレビが騒いでいた。聞いたこともないロシア語メディアを引用する形で。登場したのは5月9日、ウクライナ侵攻さなかの戦勝記念日の軍事パレードだという。この日の生中継を見ていた筆者も、興味深いの...
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「アベノサクラ」の記憶…安倍晋太郎・晋三“親子2代”でロシアに植樹
アベノミクスにアベノマスク。安倍晋三元首相をめぐっては数々の新語が生まれたが、モスクワに「アベノサクラ」とでも言うべき木がある。2013年にプーチン大統領と会うため、日本の首相として10年ぶりにロシアを公式訪問した際、本人が植えた桜...
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プーチン大統領のご都合主義 コロナも戦争も「悪いのは外国」と責任逃れ
この男は本当に外国脅威論が好きだ。例えば、隣国を北大西洋条約機構(NATO)に加盟させないための超強硬措置が、ウクライナ侵攻だった。 戦争前に世界を揺るがしたもう一つの大事件、2020年からの新型コロナウイルスのパンデミック...
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ロシアのコロナ超過死亡は世界ワースト級「スプートニクV」の陰で人命軽視
ウクライナで戦争を始める前、ロシアが主要国で「1位」に躍り出たものがある。新型コロナウイルスに伴う10万人当たりの「超過死亡」の数だ。待てよ、プーチン大統領は「世界初のワクチン」とうたい、スプートニクVを誇っていたはず。それなのにな...
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戦勝記念日パレードに小さな変化 市民が掲げる親族の遺影パネルに「反戦」のメッセージ
ロシア人にとって第2次大戦の勝利とは何なのか。日本人には「赤の広場」の軍事パレードのイメージが強いが、筆者の抱いた印象は違った。春の到来を祝うように公園で老若男女が愛唱歌「カチューシャ」を口ずさみ、夜には花火。市民の行進もある。涙な...
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外交努力で戦争を回避することはできないのか…ゼレンスキーには3年間の時間があった
毎日新聞6月29日付「記者の目」欄で同紙カイロ支局の真野森作記者が、先輩である伊藤智永専門編集委員の4日付の論考「ゼレンスキー氏は英雄か」に噛み付いているが、私の見立てでは真野が●、伊藤が○である。 伊藤は、ゼレンスキーが戦...
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なぜロシア人の多くはプーチンにだまされたのか? 考えられる「3つのこと」
ナチス・ドイツ総統ヒトラーは遠い過去の人物で、2人目はもう現れないと思っていた。すると目の前にロシアのプーチン大統領が登場。前々から存在感はあったが、ウクライナ侵攻で牙をむき出しにし、国際社会をいや応なく巻き込んだ。未来に繰り返さな...
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国際的に孤立するプーチンは「上半身裸の乗馬姿」までG7サミットでネタにされる
ロシアのプーチン大統領が、主要国首脳会議から事実上追放されたのは2014年、クリミア半島併合時のことだった。それから8年後のウクライナ侵攻。そのさなかの先進7カ国(G7)首脳会議は、もはや主要国でない侵略国を糾弾する場と化した。恒例...
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「サハリン2」接収でどうなる天然ガス供給…ロシアの報復が岸田首相の“お膝元”直撃
岸田首相がNATO首脳会議に日本の首相として初参加。対ロシア制裁の強化を確認した直後、プーチン大統領から強烈な“報復措置”だ。 日本企業も出資している液化天然ガス(LNG)開発事業「サハリン2」の資産について、プーチン大統領...
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経済制裁で政権が揺らいだのはプーチンではなく西側という事実
バイデン大統領への支持率が急速に下落している。米国政治サイト「リアル・クリア・ポリティクス」の各種世論調査平均では、バイデン大統領への支持率は、政権発足当時の2021年1月末の54.6%に対し、6月24日時点では39.1%。一方、不...
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物価高にも食料危機にも打つ手なし G7の“空しい結束”
「選挙は大事だが、国益のために会議に参加する意味は大変大きい」 「ロシアによるウクライナ侵攻への対応、物価高対策を含む世界経済、そしてインド太平洋などの地域情勢といった課題について率直に議論を行い、G7の結束を示す機会にしたい」...
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東郷和彦氏「世界は『ウクライナの正義』か『一刻も早い和平』かで揺れている」
ロシアのウクライナ侵攻を機に、北欧の伝統的な中立国だったフィンランドとスウェーデンがNATO(北大西洋条約機構)への加盟を申請した。NATOのさらなる拡大は欧州の安全保障環境にどう影響するのか。そして、どうしたら「プーチンの戦争」を...
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プーチン大統領もホンネは迷惑? 犬の“プレゼント攻め”でやむにやまれず「多頭飼い」
いくら犬好きでも、何匹も飼いたいと思うかは別問題だろう。1匹でも大切にする愛犬家はいるし、多頭飼育崩壊はもはや愛犬家とは言えない。「ファーストドッグ」と約14年間連れ添ったロシアのプーチン大統領は、前者に属するのではないだろうか。今...