週末オススメ本ミシュラン
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佐高信「この5冊で政治の危うさが見えてくる」
■「天人」後藤正治著 たとえば猪瀬直樹や沢木耕太郎のように三島由紀夫にひかれる人間は私の肌に合わない。それは「朝日新聞」のコラム「天声人語」(略して「天人」)の筆者として知られる深代惇郎も同じ…
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失明しながら世界的格闘家を倒した日本人
前回紹介した「百田尚樹『殉愛』の真実」にいたく感動し、突如として私の中で「ノンフィクションブーム」がやってきてしまった。1992年に発売されて「暴露本」と全米を震撼させた「マイケル・ジョーダン激闘の…
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米巨大企業の毒牙に蹂躙される日本の農業
「モンサント」マリー=モニク・ロバン著 村澤真保呂ほか訳(作品社) 昨年11月の沖縄県知事選挙で現知事の翁長雄志の応援をした菅原文太は、那覇の集会で、「政治の役割は2つあります。ひとつは国民を…
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プーチンは自分より強い者とは戦わない
■「嘘だらけの日露近現代史」倉山満著 ロシア国家とロシア人の特徴をとらえた好著だ。特にプーチン論が秀逸だ。1999年12月31日、半年の任期を残してエリツィン大統領が辞任し、プーチン首相を大統…
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草食男子は正しい“自分がスルーされない戦略”
■「99.996%はスルー」竹内薫/丸山篤史著 情報が洪水のように氾濫している。よく言われる話だが、本書によると、その増加ペースが半端でない。99年から2000年にかけての1年間の情報量は、有…
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すべての仕事をする人に「プロの姿勢」を教える名著
■「百田尚樹『殉愛』の真実」角岡伸彦+西岡研介+家鋪渡+宝島「殉愛騒動」取材班・著 故・やしきたかじんさんを献身的に看病し続けた妻・さくらさんのことを、百田尚樹氏が聖母のごとく描いた「殉愛」は…