週末オススメ本ミシュラン
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【特別編】首相の背後霊の悪を見極める必要
安倍晋三の祖父で、その背後霊ともいうべき岸信介の悪さが忘れられている。それは不気味な輝きさえ持つ悪さであり、旧満州国に集約される。俗に「2キ3スケ」といい、東条英機、星野直樹の2キと、松岡洋右、鮎川…
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「自分がバカか」がわかる本
「B層」=小泉政権時代、郵政民営化選挙直前に広告代理店が自民党に対し「合意形成コミュニケーション戦略」策定にあたり、投票の重要ターゲットと位置付けた層の人々である。縦軸は「IQ(知能指数)」を表し、横…
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家族の崩壊と愛情が描かれている極上ミステリー
アイスランドは、国土のほとんどが氷河で覆われている人口32万人の小国だ。小国であるにもかかわらず、豊かな経済と高い文化を誇っている。アーナルデュル・インドリダソンは、アイスランドが生んだ国際的に著名…
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名門外資系アナリストが実践している為替のルール
いま、学生や主婦などをターゲットに「必ず儲かる投資の実践法」を紹介するDVDを高額で売りつける詐欺的ビジネスが、大流行している。先日、そのDVDの内容を見る機会があったのだが、驚いたのは、実に上手に…
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単なる「差別ババア」ではないことに気づく
昨今の曽野綾子氏といえば、多くのネットユーザーからは「『出産したら会社辞めろ』と言った婆さん」や「アパルトヘイト容認差別ババア」といったイメージを持たれている。 それは、2013年以降、曽野…
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戦争法案の議論を透視したような慧眼
戦前に武装共産党を指導し、戦後は右翼の黒幕として活躍した田中清玄の「自伝」が抜群におもしろい。現代の古典と言っていいほどである。まず、その「靖国神社」批判を引こう。 「中国から鄧小平さんが来ら…
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あの戦争「外務省善玉説」は本当か
太平洋戦争に関し、外務省は対米英戦争を極力避けようとしたが、陸軍の暴走を押さえることができなかったという印象が強いが、本書を読むとそのような外務省善玉説が間違っていることがわかる。 佐藤元英…
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「成長戦略」が日本を破壊させると一刀両断
体制側になびく経済学者が多いなかで、一貫してアベノミクスをきちんと批判している学者がいる。菊池英博氏だ。私は彼の本が大好きで、ほとんどを読んでいるのだが、普段は日本の経済、財政、金融の分析が中心だ。…
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「革命戦士」と呼ばれた男の実像に迫る
昨今「プ女子」といわれるプロレス好き女性効果などもあり、プロレスブームが再燃しているという。だが、本書で描かれるプロレスは終始男だらけの世界だ。登場する女性は、プロレス団体の事務員程度という男くささ…
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若いモノがいたずらに悲観している場合ではない
1945年8月15日に、戦争責任は自らにもあると考えて「朝日新聞」に辞表を出した著者は今年100歳。現役のジャーナリストだ。 「戦争をやるときは敵国を欺くけど、自国民も2倍も3倍も欺く。戦争と…
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職業外交官の姿勢が問われている
外務省の韓国語研修のキャリア外交官で、2010~12年に駐韓大使をつとめた武藤正敏氏の回想録だ。韓国におもねるのでもなく、嫌韓に陥るのでもない、バランスのとれた韓国論だ。 両国の食文化に関す…
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なぜ、企業は労働者を酷使するのか
とても質の高い日本経済論だ。恐怖をあおるでもなく、極論を展開するでもなく、日本経済に起きていることを淡々と解説していく。難しい経済理論は登場せず、数学もまったく使われない。出てくるのは、歴史的事実と…
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ヘイトスピーチの醜悪さと「事件簿」を網羅(選者・中川淳一郎)
2013年の流行語大賞トップ10になった言葉「ヘイトスピーチ」の現状を報告する書だ。街頭で人種差別的発言を繰り返しデモを行う人々や、ネットでも同様の発言をする人々を著者は追う。ヘイトスピーチをする主…
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公明党「平和の党」虚偽表示の歴史
公明党には、もう、ウォー・パーティー、つまり「戦争の党」とルビを振らなければならない。自民党と連立政権を組んで、憲法違反の安保法制を成立させようとしているのだから「平和の党」を名乗るのは虚偽表示だろ…
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はたしてこの方法で安倍政権に対抗できるか
小泉純一郎政権、安倍晋三第1次政権などの内閣官房副長官補(事務次官級、防衛省出身)をつとめた柳澤協二氏は、安倍政権が強行しつつある集団的自衛権行使がとんでもないものであると厳しく批判する。 「…
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この本をネタに居酒屋で話をしたらきっと楽しい
少し科学をかじった人でも、びっくりするような数字をまず掲げる。そして、なぜそうなっているのかという謎解きを最新科学で解説していくというのが、本書の基本的な仕掛けだ。 例えば、「太陽の中心を出…
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ITにおいても産地と生産者の確認は必要
昨今、野菜や肉などは「生産者の顔が見える」ことが重視されているが、日々ヘビーに使っているツールの開発者ってどんな人々なのか――そこに切り込んだのが本書である。 国内で5000万人以上が使って…
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対米屈従の首相と基地マフィアの実態
「戦後70年止めよう辺野古新基地建設!沖縄県民大会」が開かれた5月17日付の「沖縄タイムス」に求められて私は次のメッセージを寄せた。 「アメリカの議会で、安倍首相はなぜ英語で演説したのか? 究極…
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見通しの正しさが年末には証明されているはず
池上彰氏の「知らないと恥をかく世界の大問題」シリーズは、これで6冊目になる。これだけ長く続いても、内容がマンネリ化しないのは、池上氏が時代の半歩先を読む類いまれな洞察力を持っているからだ。ちなみに既…
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本土の人間が「沖縄だからいいや」と差別している
いままで読んだ沖縄の本のなかで、この本は、私の心に一番響いた。理由は3つある。 1つは、著者自身が「在日沖縄人」と呼ぶ沖縄生まれ本土育ちであることだ。私も30年以上、毎年沖縄に通い詰め、「心…