プロ野球人物研究 対岸のヤジ
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日ハム中田翔のインスタ炎上とプロ野球選手の教育問題
日本ハム・中田翔のインスタグラムが炎上したという。米国のスーパーマーケットのショッピングカートに自分自身が乗っている写真をインスタに投稿したところ、多数の非難を浴びたのだ。 正直、くだらない…
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命運別れる同級生…松坂大輔にあって村田修一にないもの
松坂大輔の中日入団が決まった。とはいえ、中日も松坂復活を本気で信じているわけではないだろう。本人は「(肩の状態は)ここ4、5年で一番いいと思う」と話しているが、それでもプロ野球OBは総じて懐疑的だ。…
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「次に進む」 元阪神マートンの引退に見る引き際の在り方
元阪神のマット・マートンが現役引退を表明した。2010年に阪神入団以降、通算6年間で打率3割以上を4回、うち首位打者1回、最多安打3回など大活躍した、球団の外国人史上屈指のヒットメーカーだった。 …
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暴力排除のコンプラ社会で星野仙一の死が意味するもの
星野仙一の訃報から一定の時が経過し、各メディアによる追悼報道合戦も一段落しつつある。前稿でも書いたが、彼は強烈な求心力と演出力、プロデュース力、さらにはカリスマ性まで備えた実に稀有な監督だった。 …
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演出・監督・主演…星野仙一は自らドラマを作り続けた
闘将・星野仙一が亡くなった。享年70。若い。本当に若すぎる。 1976年生まれの私にとって、星野仙一といえば投手というより監督のイメージだ。第1次中日政権時代の“怒れる青年監督”ぶりが彼との…
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ソフトバンク内川 マスコミを通じて球団に問題提起の是非
ソフトバンク・内川聖一が契約更改の席で、ファームの食環境を改善すべきではないか、と球団に訴えた。なんでも一部の二軍選手が寮でコンビニ弁当を食べている姿を目撃し、それが問題提起につながったという。 …
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ロッテ福浦は残り38本 「2000安打」へ現役続行の違和感
ロッテ一筋24年の大ベテラン・福浦和也が来季も現役を続行することになった(兼任コーチにも就任)。現在42歳。25年目となる来季は、西武・松井稼頭央とともに球界最年長野手となる。 そんな福浦は…
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西武が“奇妙な不倫会見”で示した新たな選手の守り方
球界のコンプライアンス重視もついにここまで来たか――。 先日、西武が既婚選手と未婚女性の不適切行為(要するに不倫)を発表した件である。 この発表で奇妙だったのは、不倫をマスコミにすっ…
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阪神で“便利屋”だった大和に年俸1億円の高値がついた意味
阪神からFA宣言した大和(30)がDeNAに移籍することになった。虎党の私としては残念なニュースだ。打力優先のチームを推進する金本阪神において、内外野どこのポジションでも一級品の守備力を誇る大和は貴…
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新人王は阪神大山が2位? 疑問多い記者投票は撤廃すべき
セ・リーグ新人王の記者投票結果が物議を醸している。最多の中日・京田陽太(208票)は順当だが、2位が阪神・大山悠輔(49票)で、3位がDeNA・浜口遥大(27票)だったことには多くのファンが疑念を抱…
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現役引退も示唆 阪神は井川をこのまま終わらせていいのか
独立リーグ・兵庫ブルーサンダーズの井川慶が今季限りで退団するという。今季の井川は14試合に登板して11勝0敗、防御率1.09。れだけ圧倒的な成績を残しても、そこは格下の独立リーグだからか、今のところ…
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サファテの正力賞を機に野球殿堂の外国人冷遇も改善を
ソフトバンクのデニス・サファテ(36)が外国人選手としては初となる正力松太郎賞を受賞し、ファンを驚かせた。同賞はその年のプロ野球の発展にもっとも貢献した選手や監督などに贈られると定義されているものの…
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恩義と契約は別物? 松坂のずぶといMLB感覚には恐れ入る
ソフトバンクの松坂大輔(37)が退団することになった。同球団からは、来季は兼任コーチとして契約して気長に復活を目指すという、かつての斉藤和巳と同様のプランが提案されたものの、松坂はそれを固辞して、現…
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ドラフト会議のクジを選手本人が引くのはどうだろう
先日、ひょんなことから1989年のドラフト会議の模様を某動画サイトで視聴した。あの野茂英雄に史上最多となる8球団の1位指名が競合した、伝説の年である。 そこで意外だったのは、8球団競合のわり…
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セ導入には大賛成 DH制は野球の邪道ではなく標準ルール
セ・リーグが指名打者制度(DH制)の導入に向けて動き出しているという。近年、露呈されている“パ強セ弱”の原因について、パ・リーグで採用されているDH制が大きいとする声は一部で根強く、だからセとしては…
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巨人を自由契約 村田修一がかつての新井貴浩とダブる
巨人が村田修一の自由契約を発表した。鹿取義隆GMいわく、チームの若返りを図るため、苦渋の決断だったという。今季の村田は巨人が新外国人選手ケーシー・マギーを獲得したことによって出場機会が減ったわけだが…
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日ハム大谷MLB挑戦は日本の超高品質製品の“海外出荷”だ
今オフ、日本ハムの大谷翔平がポスティングによるMLB移籍に踏み切るという。先日のオリックス戦では「4番・ピッチャー」としてスタメン出場し、見事な完封勝利を挙げたが、おそらくこれが日本でのラスト二刀流…
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阪神「60試合登板クインテット」は先発不足の裏返し
阪神のリーグ2位が確定した。2日現在、貯金は15を数える。昨季は借金12の4位に終わったことを考えると、これは躍進したと見てよいだろう。 躍進の原動力のひとつは、球界屈指の安定感を誇るリリー…
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CS争い佳境の最中…“史上最弱”の巨人に不思議な怖さが
巨人のCS進出が危うくなってきた。昨年までの巨人は12球団で唯一の10年連続CS進出を果たしてきたが、今季は3位DeNAとの差がなかなか縮まらない。 最大の要因はやはり前半戦の不振だろう。6…
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御年83歳のOB 小山正明氏が前例つくった解説者勇退の意義
このところのプロ野球界はリーグ優勝の行方や阪神・鳥谷敬の2000安打、同じく掛布雅之二軍監督の退任、日本ハム・大谷翔平のMLB挑戦など、注目の話題が頻発している。そういう状況下では他の小さな話題が埋…