生き生きと暮らす人生読本
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世界50カ国58人のおばあちゃんの自慢料理
母一人子一人の母子家庭で育った私は、小さいころからおばあちゃんに憧れていた。「世界のおばあちゃん料理」の表紙のおばあちゃんを見て、びっくりした。昔、よく銭湯でお見かけしたおばあちゃんにそっくりだった…
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モネの「かささぎ」は腰抜けな絵!?
パリのオルセー美術館が、開館30周年を迎えたという。ルーブルよりはるかに親しみが持てるのは、私が大好きな印象派、ポスト印象派の画家たちの絵が中心に置かれているからだった。厳密にいえば、1848年から…
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「今」がいつも一番幸せな季節
1918年生まれの吉沢久子さんは、もうすぐ100歳になられる。この30年来、ずっと一人暮らしを続けていらして、その折々の事柄を柔らかなエッセーに書き続けておいでである。吉沢さんに初めてお目にかかった…
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人間はあまり大きな顔をしてはいけなそう
「入門!進化生物学」というタイトルのこの本を読んでみたくなったのは、娘が大学で生物系の勉強をしていたからであった。しかし、節足動物群だけで百十数万種と書かれていると、あまりの数の多さに気が遠くなった。…
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死ぬまでにやっておきたい10のこと、私は何を
年のことも、死ぬことも、忘れていたい。そう思っている私にとって、「人生の最後に笑顔で死ねる31の心得」というこの本のタイトルは、耳に痛い。 第1章は、「50歳を過ぎたら自分の最期を考えよう」…
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桜が咲いたら、この本を手にスズメに会いにいこう
東京の南の外れの街に住むようになって、かれこれ1年半が過ぎた。それからというもの、スズメを見た記憶がない。日本のスズメに危機が訪れたのか。娘の万里子にそのことを言うと、都心の勤め先の昼休みによくスズ…
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無理して同居するより自由なひとり暮らしを
年を忘れたいと、いつも思っている。しかし60代の私は、20代の娘より明らかに歩くのが遅い。情けないと思う。今回、この本を読んで、老いにはいろいろなかたちがあることを、老いの中で希望や明るさを持つこと…