メジャーリーグ「データ野球」の内幕
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確固たる根拠に乏しい勝負勘やセオリーはデータを阻害する
メジャーでは今年6人の新監督が誕生した。ヤンキースのブーン監督、レッドソックスのコーラ監督、ナショナルズのマルティネス監督、メッツのキャラウェイ監督、フィリーズのキャプラー監督、タイガースのガーデン…
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監督に何より求められるのはコミュニケーションだ
「素晴らしい選手になるための近道は、まず他の素晴らしい選手の真似をすることだと思う」 昨年、ワールドチャンピオンに輝いたアストロズのヒンチ監督は、2015年の就任当初、こう言っていた。 …
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「フライボール革命」でHR量産 対抗手段は質の高いカーブ
「投手が投げるボールの回転数は重視する。特にカーブはね。彼らを獲得した理由は分かるだろ?」 アストロズのルーノウGMはニヤリと笑ってこう言った。「彼ら」とは昨年までの4年間で48勝したマクヒュ…
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フライボール革命によって本塁打を打つ練習が可能になった
昨年のワールドシリーズを制したアストロズのルーノウGMと話をしていると、泥臭く、型にはまった野球界に属する人物ではないような印象を受ける。 感覚的なものが支配しているように見える一つ一つのプ…
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昨季覇者のアストロズGMが重視するのは「出塁率+長打率」
大谷の活躍で改めて注目を集めるメジャーリーグでは、ここ数年、データ旋風が吹き荒れている。データ野球はもちろん、今に始まったわけではないし、メジャーの世界に限らない。 そのデータをチームの土台…