確固たる根拠に乏しい勝負勘やセオリーはデータを阻害する

公開日: 更新日:

 メジャーでは今年6人の新監督が誕生した。ヤンキースのブーン監督、レッドソックスのコーラ監督、ナショナルズのマルティネス監督、メッツのキャラウェイ監督、フィリーズのキャプラー監督、タイガースのガーデンハイヤー監督だ。

 昨シーズンのヤンキースはジラルディ監督のもと、ワールドシリーズ進出まであと1勝というところまで行った。レッドソックスのファレル監督とナショナルズのベーカー監督は、チームを2年連続で地区優勝に導いた。それでも、チームは新しい年の指揮を彼らに任せることはなかった。実質的には更迭されたも同然である。

 コーラ監督は昨年、ワールドシリーズを制したアストロズのベンチコーチを務めた。マルティネス監督は2年前にワールドチャンピオンになったカブスのベンチコーチ。その年のワールドシリーズで敗れたインディアンスで投手コーチだったのがキャラウェイ監督。ドジャースの下部強化育成組織での仕事ぶりをフィリーズに評価されたのがキャプラー監督だ。

 監督はもちろん、コーチ経験もないヤンキースのブーン監督は、全米スポーツ局で解説を務めていたので弁が立ち、コミュニケーション能力が高い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  4. 4

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  5. 5

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  1. 6

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  2. 7

    大阪万博メディアデー参加で分かった…目立つ未完成パビリオン、職人は「えらいこっちゃ」と大慌て

  3. 8

    容姿優先、女子アナ上納、セクハラ蔓延…フジテレビはメディアではなく、まるでキャバクラ状態だった

  4. 9

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  5. 10

    エンゼルス菊池雄星を悩ませる「大谷の呪い」…地元も母校も同じで現地ファンの期待のしかかる