喫茶店の経済学
-
神田の珈琲専門店「エース」 元祖のりトーストの隠し味は
神田で創業47年を迎える喫茶店「エース」の名物は170円の「のりトースト」。バターを塗った食パンに醤油のついたのりを挟んでトースターで焼いただけの代物なのだが、これを求めて最近では台湾や香港などから…
-
名曲喫茶ライオン<下>世界一の音「100年サテン」の一手
ライオンが最も賑わったのは昭和30年代だった。10時の開店前から、かけてもらいたいレコードを風呂敷に包んだ客が店前に並んだ。現在は1階と2階での営業だが、当時は3階と地下にもお客を入れた。それでも入…
-
名曲喫茶ライオン<上>市井の芸術家が築いた名曲喫茶
渋谷駅から道玄坂をテクテク上って途中を右に曲がり、ストリップ劇場の老舗「道頓堀劇場」を右手に見ながら真っすぐ歩く。先に進めば、そこはラブホテル街といった辺りに、古い洋館が見える。入り口には「名曲喫茶…
-
昭和30年代から続く 浅草橋スメルはペリカンのパンひと筋
JR総武線浅草橋駅前にある「スメル」。さて何を頼もうかと、壁に掲げられたメニューを見ると、その横にある手書きの文字が目に入ってくる。 「おいしいペリカンのパンです」 「パンのペリカン」は…
-
トリバコーヒー<下>賄いを通じて社員とコミュニケーション
銀座7丁目にあるトリバコーヒーが店の内外に掲げているロゴは、ロッテの「クールミントガム」や明治乳業の「明治おいしい牛乳」などのパッケージデザインで知られる有名グラフィックデザイナーの佐藤卓氏が考案し…
-
トリバコーヒー<上>銀座で100円コーヒーを提供できる秘密
高級ブランドの旗艦店が立ち並ぶ銀座が、超一等地であることを疑う人はいないだろう。「銀座」という名前が付く土地の平均地価は坪7000万円を超える。その一角で、1杯わずか100円でコーヒーが楽しめるのが…