コロナとエンタメの瀬戸際
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松任谷正隆が語るコロナ禍での「SKYE」結成 「セールスより楽しむことを大切に」
緊急事態宣言が9月末で解除された後の10月、2021年に全員が70歳を迎えるバンドがデビューした。「SKYE」(スカイ)だ。メンバーは、林立夫(ドラムス)、小原礼(ベース)、鈴木茂(ギター)、松任谷…
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音楽プロデューサー松尾潔氏 災禍が提示する「音楽との幸せな付き合い方」とは何か
10月から新型コロナウイルス対策が緩和されて人の流れが戻り始めたが、音楽業界は緊急事態が続いている。ライブやコンサートは観客数の制限が続き、あの手この手の試行錯誤を余儀なくされ、たとえ公演を開催して…
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上野・鈴本7代目が胸に刻む先代、先々代の言葉「顔付けは別だよ」
「芸人さんとお客さんを大事にすることが常々行われている世界」と上野鈴本7代目席亭の鈴木敦さんが考える寄席演芸界。子どものころから、その空気感は身近にあったという。 「父にうまくやられたなと思いま…
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上野・鈴本7代目の矜持「コロナ禍でも看板を下ろさないを第一義と考え、生き残るための決断をした」
双子のパンダ誕生で沸く東京・上野。江戸幕府第13代将軍、徳川家定の御代に誕生した講釈場を母体にした寄席「鈴本演芸場」がある。開場164年目の今年、7代目の席亭(寄席のトップ)が誕生した。鈴木敦さん、…
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小手伸也氏特別寄稿「不要不急とは何か」常に脳裏を掠める
3度目となる緊急事態宣言で芸能文化やエンタメ界も大きな影響を受けている。収入の補填もない上に客席制限など苦境が続き、その出口は見えてこない。俳優・小手伸也さん(47)がコロナ禍で一変した「現場のリア…
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櫻井一葉氏「最も苦しいのは中小規模の映画の製作委員会」
「五輪はOK、歌舞伎や演劇もOK、だけど映画はダメ。そんな事を言うなら科学的根拠を示してもらわないと、私たちは芸術や文化として認められていないのかと差別感すら感じてしまいます」 ため息交じりに…
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緊急事態宣言でも営業継続を決めた寄席の矜持…なぜ決断?
25日に4都府県に出された緊急事態宣言を受け、エンタメ業界は舞台やライブの公演中止や大手シネコンの休館が相次ぎ、大打撃だ。 そんな中、東京都内に4カ所ある寄席(浅草演芸ホール、鈴本演芸場、新…
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劇作家・蓬莱竜太氏 人形劇ムービー無料配信に挑んだ理由
複数の演劇関係者から「え、こんなの作っちゃうの? という驚きの完成度」との声が聞こえてきた。劇団「モダンスイマーズ」が製作した人形劇ムービー「しがらみ紋次郎~恋する荒野路編~」が注目されている。理由…