専門家に学ぶ 喘息コントロール術
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気管支サーモプラスティで難治性喘息のコントロールが可能に
今回の「喘息予防・管理ガイドライン2018」の治療指針にも組み込まれた「気管支サーモプラスティ」。以前、在籍していた国立国際医療研究センターは、2015年から気管支サーモプラスティを導入し、国内で最…
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難治性喘息にはステロイド薬ではなく副作用の少ない新薬を
喘息患者のほとんどは、日頃の長期管理薬の吸入・服用と、発作時に使用する発作治療薬とによって症状をコントロールできます。 しかし、5~10%ほどは薬を正しく服用してもしばしば喘息の増悪を繰り返…
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治療の基本は吸入 かかりつけ薬剤師が専門医不足を補う
喘息患者は約800万人といわれていますが、呼吸器専門医はそれに見合った数ではなく、多くの患者さんは一般内科医に診てもらっています。 軽症であればそれでも問題ないでしょうが、重症になると、適切…
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発作のコントロールにはアレルギー性鼻炎治療も不可欠
近年、注目されているのが「oneairwayonedisease」という考え方です。直訳すれば、「一つの気道に一つの疾患」となります。 喘息は気管支の慢性的な炎症によって生じる病気です。 …
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喘息の薬を飲み続けられない患者には“アメとムチ”の指導で
喘息は基本的に「治らない病気」です。すでに紹介したように、長期管理薬を毎日きちんと吸入・内服し、喘息の発作を起こさないようにすることが大事です。 並行して、喘息発作を起こしにくい環境づくりを…
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猫が喘息悪化の原因 飼いつつ症状を軽減させるポイントは
喘息は、残念ながら治る病気ではありません。ある程度の期間は長期管理薬を日常的に吸入・服用してもらう必要があります。 さらに、喘息発作を起こしやすくする要因を取り除いてもらわなければなりません…
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患者が気付いていない…喘息症状悪化の意外な原因
気管支喘息の治療では、問診票を用いて質問をしていきます。問診票はコミュニケーションツールとしての役割を担っています。 喘息コントロール状態を点数で客観的に評価する「喘息コントロールテスト(A…
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「病気だ」という認識が大事 医師は客観的なデータ提示を
開業医の先生から患者さんが紹介されてきた時、まず行うのが「喘息は病気である」という認識を持ってもらうことです。 多くの患者さんは、これまでの主治医から「症状はどうですか?」といった聞き方をさ…
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「苦しいが当たり前」ではない 長期管理薬で9割が発作抑制
気管支喘息の症状は、喉がヒューヒューする喘鳴や咳、痰、息苦しさなどです。アレルギーで発症する「アトピー型」と、アレルギーが関係しない「非アトピー型」があります。 喘息の治療は大きく進化してい…