進化する糖尿病治療法
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座ったままの時間を減らすだけで血糖値と中性脂肪が低下
東京都のシェアサイクルを利用して、2年前から自転車通勤をしているAさん(52歳)。シェアサイクルとは、スマホを使って複数のサイクルポート(駐輪場)で自転車を好きな時間借りられ、どのサイクルポートで返…
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起床時の頭痛とだるさ、日中の眠気は「小顔」に原因あり
起床時の頭痛が長年の悩みだった50代半ばの女性。「一度病院で調べてみたら」と知人に勧められ、頭痛外来を掲げている病院を受診しました。 日本人は3人に1人が慢性頭痛持ち、といわれています。慢性…
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7時間睡眠になったら糖質や甘いものが欲しくなくなった
千葉県在住の40代男性は、都内の職場まで片道1時間半かけて通勤していました。3月末以降在宅勤務が主になり、大きく変わったのは睡眠時間です。平日は4~5時間しか眠れなかったのが、今では最低でも7時間の…
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「冬前にはHbA1cを8%未満へ」私が今、患者にそう言う理由
健診前に食生活を改めて空腹時血糖値は基準値以内に収められたとしても、付け焼き刃の食事法では改善できないのがHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)です。 過去1~2カ月間の血糖コントロールを示すので、…
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糖尿病の人が今すぐ行うべき認知症の発症回避対策
アルツハイマー型認知症は最も多い認知症ですが、糖尿病の人はインスリン抵抗性(インスリンが正常に働かなくなる)によって、アルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβが脳内に蓄積しやすくなることが…
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旅行もできず外食もできず…たまるストレスどう解消する?
「Go To キャンペーン」が先週22日から始まりました。しかしコロナの感染拡大を心配して、「旅行はしばらくできない」とあきらめモードの方が少なくないように思います。東京都在住者においては、キャンペー…
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持病があってハッピー!定期検査で病気知らず健康で長生き
糖尿病歴20年になる67歳の男性Aさんは、現在1カ月に1度、自宅近くにあるクリニックを受診しています。定年退職前は勤務先に近いクリニックを、1カ月から1カ月半に1度は必ず受診していました。 …
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神経障害で熱中症に…汗をかきにくく対応調節ができない
糖尿病の合併症の中で最初に表れ、そして最も多いのが、神経障害です。 私たちの体には、物を触って熱さや痛みなどを感じる感覚神経、食べ物の消化や血圧の調整、排尿・排泄や発汗など体の機能に関わる自…
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第2波に備えて生活習慣病患者が今すぐやっておくべきこと
東京都では、規制緩和以降、新規感染者が増えています。6月の1日平均感染者は33・2人で、規制緩和の条件である1日20人を上回っています。7月に入り100人を超えた日も連日出ています。心配なのは、感染…
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糖尿病がある人は将来、心臓トラブルが生じるリスクが高い
「もっと早くに調べておけばよかった」 医療の現場では、この言葉をよく聞きます。 「もっと早くに調べて病気を発見していれば治療の選択肢がもっとあったのに」「治る可能性があったのに」「こんな…
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心不全を起こすリスクが高い50~60代で心臓の超音波を
「坂道を上ると息が切れて苦しい」 60歳を過ぎたあたりから、こう話していた現在70代前半の女性。ご本人は、息切れの理由を「運動が嫌いで体をあまり動かさないから」「太っているから」と考えており、…
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肥満はコロナ重症化の危険因子 フランスの研究者が発表
肥満の人は、糖尿病や高血圧などの人と同様に、今後どうやって「ウィズコロナ」の世界を生きていくか、考えた方がいいかもしれません。フランス・リヨンの医療施設(Hospices Civils de Lyo…
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高齢者の心不全対策…SGLT2阻害薬が救世主になるか
今は、糖尿病を発症しても、適切なタイミングで適切な治療・検査を受けていれば、50歳、60歳で亡くなることはほぼありません。効き目のいい糖尿病の薬がたくさん出ているため、長生きする糖尿病患者さんが珍し…
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脂質異常症の薬は筋肉を溶かす? どれくらい警戒すべきか
糖尿病の主な治療目的は、動脈硬化の進行を抑えること。その手段として、血糖値をコントロールする必要があります。さらに、動脈硬化に関係している脂質異常症や高血圧の治療も必要不可欠になります。 こ…
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血糖値を下げるだけでは不十分 脂質異常や高血圧のチェックも
糖尿病というと、その名前から「尿に糖が出る病気」と考えている方がかなりいます。しかし糖尿病は、糖(ブドウ糖)が血液中に停滞する病気です。糖は「酸化」などの化学反応で血管の内側の壁を傷つける性質がある…
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脳卒中や心筋梗塞を40代で突然起こしてしまう人の共通点
かつては、脳卒中や心筋梗塞を起こす人といえば、高齢者がほとんどでした。私が医師になった20年ほど前を振り返っても、40代で脳卒中や心筋梗塞を起こすというのはその原因となるなんらかの遺伝子を持っている…
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在宅勤務でも体重と血糖コントロールが良好な人の共通点
患者さんを診ていて、外出自粛や在宅勤務で活動量が減少傾向にある今の状況で、思ったほど血糖コントロールが悪くなっていない人がいます。お話を伺うと、共通点として「犬の散歩」などストレスの少ない運動の実践…
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ラグビー流大選手を見習いたい 時間がある今料理を始めよう
先日、新聞で紹介されていたのが、ラグビー選手、流大さん(サントリーサンゴリアス所属)の料理の写真。本来、トップリーグのシーズン真っ最中ですが、3月23日に中止になり、チームの練習もなくなったため、こ…
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体重維持のポイントは常にチェックし太ったらすぐに対策を
「通勤がなくなり活動量が激減した」 「仕事場にしているリビング、台所、トイレ、風呂の間を行き来するのが、1日の活動量」 「自宅に置いているお菓子を、仕事の合間につまんでしまう」 こ…
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運動嫌いが運動せずに活動量を増やす…グッズを使ってみる
緊急事態宣言が出されたこともあり、極力自宅から出ないで過ごされている方も多いことでしょう。ぜひそうしていてほしいところですが、ようやく運動習慣が身に付いてきた方が、しばらくしないでいることで、「運動…