「楽しい古墳案内」松木武彦監修
その他、大和政権最後の「王家の谷」といわれる明日香の「石舞台古墳」などお馴染みの古墳から、古墳の元祖ともいうべき吉備の「楯築(たてつき)遺跡」、石室の壁面に描かれた幾何学模様が鮮やかに彩色された熊本県の「チブサン古墳」などを巡る。
東京にも古墳はある。代官山の「猿楽塚古墳」や上野恩賜公園の中にある「擂鉢(すりばち)山古墳」など、意外な場所にある古墳を紹介するイラストマップや、さまざまな造形が魅力の埴輪の見方、そして全国のおすすめ古墳100選など、盛りだくさんの内容で読者を古代へと誘(いざな)う。(平凡社 1300円)