「遺伝子が喜ぶ『奇跡の令和食』」家森幸男著
かつて日本は「世界一の長寿国」だったが、今は香港に抜かれている。長寿食である和食を、若い世代が食べなくなっているからだ。長寿をまっとうするためには血管を老化させないことが重要で、著者は和食をベースとした「令和食」という食べ方を提唱している。令和食には5つの基本がある。①野菜・果物をたっぷり②適塩③脂質を控える④主食・主菜・副菜をバランス良く⑤「まごわやさしいよ」食材を取る。「まごわやさしいよ」食材とは、豆類、ゴマなどの種実類、ワカメなどの海藻類、野菜、魚、シイタケなどのキノコ類、イモ類である。
健康長寿の秘密を探って25カ国60以上の地域をめぐった冒険医学者の勧める長寿食。
(集英社インターナショナル 1870円)