「数字中国 デジタル・チャイナ」西村友作著

公開日: 更新日:

 中国が国を挙げて進める「デジタル・チャイナ」の実相と戦略を現地専門家が解説するリポート。

 ロックダウン下の中国で不自由な隔離生活をおくった人々を救ったのは、モバイル決済をビジネスの基盤として、デジタル技術を活用した「新経済(ニューエコノミー)」だった。その姿は、2002年に流行した「SARS」の都市封鎖の光景からは一変したという。

 新型コロナの抑え込みにもデジタル技術が駆使された。中国では社会問題が顕在化すると、政府が目標・方針を設定し、それを民間企業がビジネスとして解決していくというプロセスをたどることが多いという。今回も感染拡大の初期段階からテック企業に協力を要請したという。

(中央公論新社 990円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  3. 3

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 4

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    陰謀論もここまで? 美智子上皇后様をめぐりXで怪しい主張相次ぐ

  2. 7

    白木彩奈は“あの頃のガッキー”にも通じる輝きを放つ

  3. 8

    渋野日向子の今季米ツアー獲得賞金「約6933万円」の衝撃…23試合でトップ10入りたった1回

  4. 9

    12.2保険証全面切り替えで「いったん10割負担」が激増! 血税溶かすマイナトラブル“無間地獄”の愚

  5. 10

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?