ドラマ「ダークスーツ」主演 斎藤工が魅せる“遅咲きの華”
とはいえ、主演の斎藤もぽっと出のイケメン俳優ではない。ドラマだけでも60本超の出演本数があるだけあって演技力はなかなか。起用理由について、同ドラマ制作統括の谷口卓敬チーフプロデューサーはこう話す。
「朝ドラ『ゲゲゲの女房』(10年)でご一緒した際、とても感性豊かな俳優さんだとお見受けし、いつか彼の持ち味が存分に生きる作品で主演をお願いしたいと思っていました。それが、今回の『ダークスーツ』。5年越しの思いがようやく実現しました。パワフル一辺倒ではなく、繊細さや芯の強さを持ち合わせたグラデーションの演技ができるのは、斎藤さんだからこそ。2回目以降、行く手を阻む役員ひとりひとりを相手に戦いを挑んでいきますが、毎回、60分の一本勝負を楽しんでください」
もうすぐ師走。遅咲きイケメン俳優の“ロールプレーイングドラマ”を見て、世のオトーサンたちももうひと踏ん張りだ。