2人っきりの時は「九ちゃん」と。それがくすぐったくて…

公開日: 更新日:

 師匠であり祖父でもある先代小さんは、花緑をどんな目で見ていたのだろうか。

「入門当初は師匠の目でした。楽屋で僕が他の師匠の着物を畳んでいると、小さんがじっと見てるんです。ちゃんと畳めてるかどうかを。一度『遅いっ』って怒られたこともありました。二つ目時代も師匠の目でしたね。それが祖父の目になったのは真打ちに昇進してしばらく経ってからですか。2人っきりの時に『九ちゃん』って呼ばれた。子供の頃に呼んでたように。ただし、他に誰かいる時はそう呼ばない。あくまでも2人っきりの時だけ。亡くなる7年前に脳梗塞で倒れたんですが、それから後はずっと『九ちゃん』でした。僕はそれがくすぐったくて、心の中では『頼むから花緑って呼んでくれ』と思ってました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動