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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

「M-1」なければ辞めていた 審査員受諾はナイツ塙の恩返し

公開日: 更新日:

「優勝もしてないですし、審査してもいいか迷ったんですけど、テレビに出たかったので。内海桂子師匠が降りてきています」(ナイツ塙宣之テレビ朝日「M―1グランプリ」12月2日放送)

 ナイツの塙宣之(40)は、「M―1」で一度も優勝経験がない。それどころか、わずか3年前の2015年の大会では敗者復活戦に回り準決勝で敗れ、決勝進出を逃したにもかかわらず、史上最年少の40歳で審査員に抜擢された。そんな塙が番組冒頭のあいさつで、同じく審査員初体験の立川志らくが「談志が降りてきてます」と語った言葉にかぶせて、ボケた言葉を今週は取り上げたい。

「人の人生を決めれるっていうのは最高じゃないですか。権力を手に入れたぞ! やっと!」(TBSラジオ「ナイツのちゃきちゃき大放送」18年11月24日)

 塙は「M―1」の審査員が発表された直後、自身のラジオ番組で、そううそぶいて笑わせた。実は、塙は以前のインタビューで、「笑いを点数化すべきではない」という意見について聞かれ、こう答えている。

「語るもんじゃないって言ってる時点で、もう語ってますから。そういうやつって、要はかっこつけてるんですよ。東京の芸人はなかなかM―1の審査員を受けたがらないそうですが、僕はオファーがあったらぜんぜん受けますよ」(ウェブサイト「集英社新書プラス」18年9月7日)

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