日本の認知度の実態 世界ではソニーも東芝も「中国企業」
「先進国の大学を出たような高学歴の人であっても、大半は日本がどこにあるかも知りません。ソニーや東芝という著名な企業であっても中国の会社だと思われているくらいです。日本で一番有名なイチローにしても、イギリスで名前を知っている人は相当なツウです。多くの人は野球のルールを知りませんし、野球は植民地の“変わったゲーム”ぐらいに思っています。安倍首相に至っては、まったく存在感がありません」(谷本氏)
アメリカで日本・韓国・中国企業の認知度を調査したところ、1位は韓国のサムスンだった。ネトウヨの人にとっては歯噛みしたくなるような屈辱だが、トヨタは89%が名前を知っていても、日本企業だと正確に答えられた人になると76%。パナソニックに至っては26%しか日本の企業だと分からなかった。
もちろん、日本人だってノキアをフィンランドの企業だと正確に答えられる人は少ない。いずれにせよ、日本人が恋い焦がれるアメリカ人の日本の認識はその程度しかないのだ。そのアメリカ人がもっと日本を知らないことが分かるのが、「忍者は今も日本にいるか?」という質問への驚天動地の答えだ……。=つづく