「フライデー襲撃事件」は現場写真ゼロ…その経緯を話そう
結果としてたけしさんがすべての責任を負うということで、軍団11人は後に起訴猶予となるのだが、あの両者入り乱れての修羅場の中、オレは自分でも驚くほどに冷静で「写真週刊誌の編集部に抗議に来て暴行写真を撮られたら、カモがネギをしょってグツグツと煮立った大鍋に入ってきたようなものだよ!」とカメラをかまえている者がいたら、そのカメラを奪いたたき壊してやろうと編集部全体に目をこらしていたので、ほとんど襲撃感は味わっていないのである(ホント、殴ってないからね、宮迫くんは反社のパーティーでギャラをもらってないって言ったくらい、ホントだからね、ってオーイ!)。
しかし、事実として写真が一枚も出てきていないことをみても、襲撃がいかに突発的なものであるかを物語っている、まさに証拠であろう。
長い年月を経て、現在オレは思う……。「なぜあの時、オレはカメラを持っていなかったのか!?」。それこそ歴史に残る一枚になり、今頃オレは大金持ちになっていたかもしれないのに。人生最大のチャンスをあの時自ら逃していたのか……と悔いる日々である。
(つづく)