「フライデー襲撃事件」は現場写真ゼロ…その経緯を話そう
丁寧な講談社の警備員にエレベーターを教えてもらい、フライデー編集部の扉を開けたたけしさんとたけし軍団12人は、対応に出てきた女性の言葉と編集部全体の雰囲気に唖然とするばかりであった……。
「フライデー編集部はここか」のたけしさんの問いかけに返ってきたのは「いいえ、フライデーは反対側になりますけど! こちらは童話の編集部ですが、何か」。「あ……いや……」と、言葉に詰まるたけしさん。
そして、その部屋の壁のいたるところに手書きのかわいいキリンや象などが切り取られ、貼られていたのだった。石のようにその場に固まった12人の男たちは「すみませんでした」と言うたけしさんのバツの悪さ120%の言葉を合図に一斉にUターンしたのである。
その後は、マスコミの報道や裁判で伝えられた通りのたけしさんと軍団12人とフライデー編集部員との大乱闘、そして隣の大塚署から通報を受けて駆けつけた(にしても、すぐ隣が警察署って、コントかよ~!? どこまでたけしさんは「もってる」んだア!?)刑事さんたちによる現行犯逮捕へと事件は進んでいったのだった。