オスマン・サンコンさん 第3夫人通い婚にボランティア活動
「合格するなんて思ってなかった。でもプロデューサーが、外交官という肩書を見て即決。これがホントの外交官特権ね。アハハハ」
外交官と聞くと上から目線のイメージがあるが、サンコンさんは真逆。いつも絶やさぬ笑顔と天然ボケが大ウケして大ブレーク。「イッコーン、ニコーン、サンコーン」のギャグが代名詞だ。
「ありがたいよね。今でも講演会で『イッコーン』というと、お客さんが続けて唱和してくれるから。僕の大きな財産ね」
一方、ボランティア活動にも熱心だ。
「最初は個人で衣服、文房具、ランドセルなどを送ってた。そしたら応援してくださる方がたくさん現れ、2000年にギニア日本交流協会をスタートさせました」
また、11年3月の東日本大震災には直後から被災地へ。その後も大規模災害が発生するたびにボランティアを行ってきた。
この5月15日には、北山さんが住む神奈川県藤沢市に2500枚のマスクを寄贈したばかり。
「大好きな日本にお世話になって48年。僕が好きな言葉が『義理と人情』なの。世の中、持ちつ持たれつよ」
(取材・文=高鍬真之)