TV界席巻した織田無道さん 余命1年と言われた末期がん告白
“怪僧”といえば、世界史ならば帝政ロシアのラスプーチン。日本のテレビ界だとこの人、織田無道さん(67)を思い出す。90年代のオカルトブームの際は、水晶で霊視する霊能力僧として引っ張りだこだった。日刊ゲンダイでは6年前に取材しているが、さて今どうしているのか?
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「『余命1年。それどころか今日、明日死んでも不思議はない』と言われたのが2年前の6月でした。実は私、がんなんです。それも直腸、大腸、胃、腎臓、肝臓、肺と全身ががんだらけ。肺なんて25カ所目の転移ですからね。ステージ4? そんなもの、とっくに突き抜けてますよ」
こう言うと、織田さんアッケラカンと笑った。だが、声にハリがない。痩せて見えるのは加齢だけではなかった。
「最初ね、右膝が痛くて歩きづらくなったから、かかりつけの病院で検査してもらったんです。その時は、『がんではありません』ってお墨付きをもらったのに、体調は悪くなる一方。それで大学病院でセカンドオピニオンしてもらったら、何のことはない。末期も末期、末期っ期だった。しかも、『手術も抗がん剤治療もやっても無駄。せいぜい数カ月延命できるかどうか……』って断言される始末」