タブレット純さん 大竹まことさんと桜木紫乃さんとの一枚

公開日: 更新日:

小説のモデルのストリッパーのステージに飛び入り出演

 その中にストリッパーがテーマの「踊り子」という曲があります。先生はストリップが大好きで何作か小説にもされていらっしゃるのですが、代表作が単行本になってる「裸の華」(集英社)。ツーショット写真に写っている相田樹音さんが先生の“推しさん”で両方のモデルだそうです。相田さんにお会いしたのは昨年10月27日。上野公園そばのストリップ劇場「シアター上野」でした。

 その1週間ほど前のこと、ストリッパーも撮影している知り合いのカメラマンから、こんなメールが僕のマネジャーに届きました。

「相田さんは3月1日、福井県の劇場で公演中に背骨を骨折する大ケガをされて5カ月余りステージから離れていました。懸命にリハビリして復帰されましたので、それを祝うサプライズイベントを予定しています。ストリップでは各ステージの終了時に踊り子さんと直接会話したり一緒に写真を撮ったりできる通称・ポラタイムがあり、その時、『踊り子』を歌っていただけないかと思っています。ただ大変申し訳ないのですが、ギャラはありません……」

 こう頼まれては先生とのご縁もありますから断れませんよね。そして当日、相田さんには内緒でステージを拝見し、サプライズで飛び入りしたのです。

 相田さんの喜ぶまいことか。僕のYouTubeチャンネルで「踊り子」をご存じですから目をウルウルさせていました。しかも司会役のカメラマンが「ギャラなしで」と紹介したため、複数のお客さんからチップをいただいたんです。中には1万円札を渡してくださった方もいらっしゃって、うれしいやら驚くやら恐縮するやら。

 もちろん先生が敬愛されている相田さんのステージも感動しました。たくさんの赤い糸を使った、人と人の絆の大切さをテーマにした演目でしたが、クオリティーが高く、仕事をオマージュしてるなあとつくづく思いましたね。

 僕にとっては3回目のストリップ体験。桜木先生がストリップ好きな理由が少しわかった気がしました。

■レギュラー
 文化放送「大竹まことゴールデンラジオ!」(火曜13時40分ごろ~)。ラジオ日本「タブレット純 音楽の黄金時代」(土曜17時55分~)

■連載
 週刊新潮「タブレット純の『昭和歌謡』残響伝」

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