「ラヴィット!」低空発進 TBSに巻き返しの秘策はあるのか
「1週目を見た限り、扱う題材や画面の雰囲気から、『ヒルナンデス!』や『王様のブランチ』を連想してしまいました。でも、そういう反応も局側は織り込み済みだと思いますよ」
そう語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「〈日本一明るい朝番組〉にブレがないなら、応援したい」と、こう続ける。
「朝8時台の生番組に“ニュースなし”という縛りの中で、局上層部やクライアントにある程度納得させようとするなら、どうしても既視感があるものの寄せ集めになってしまうのは仕方ないこと。脱ワイドショーを打ち出すためにはそれも覚悟の上で、徐々にいろいろ試していくと思います。今は安定しているTBS系の昼の帯番組『ひるおび!』も、当初は日替わりイケメンMCを入れたりして迷走していましたが、“政治”や“中国・北朝鮮”など得意分野を掘り下げることで顧客を増やしていきました。『ラヴィット!』はまだ始まったばかりの手探りの状態ですし、今までになかった新しい朝番組になる可能性に期待しています」
MCが小倉智昭(73)から谷原章介(48)にバトンタッチして同じ日に始まったフジテレビ系「めざまし8」は堅調。朝の視聴率では“一人負け”のTBSだが、巻き返しの秘策はまだこれから。「Love it!」と言われる日が来ると信じたい。