佐々木蔵之介「IP~サイバー捜査班」の“味付け”が…テレ朝伝統枠の挑戦は中華風スイーツ?
前出の亀井氏がこう続ける。
「テレ朝の木曜ミステリーは『科捜研の女』や『遺留捜査』などがある伝統の刑事ドラマ枠で、〈水曜と木曜の夜はテレ朝のドラマを見る〉のが習慣になっているシルバー世代をがっちり掴み、安定して世帯視聴率2ケタをキープしてきました。『IP』は『刑事ゼロ』以来、約3年ぶりの新作で、年配の人が好きそうな京都が舞台の刑事モノではありますが、題材がサイバー犯罪です。リアルタイムで刑事ドラマを見るシルバー世代には、頻繁に登場するデジタル用語がチンプンカンプンなのでは、と心配になりますね」
そのせいか「IP」は2ケタ発進したものの、7月22日の第4話で6%台、五輪明け再開後の8月12日の第5話は7%台だったが、19日の第6話は9%台と盛り返しつつある。
ただ、ネット上には〈佐々木蔵之介をはじめ、福原遥、杉本哲太、堀内敬子など役者はよくやっているだけに、設定やストーリーがもったいない〉〈デジタルがある程度分かる世代が見ると寒い、どっぷりアナログ世代が見ると意味不明。つまりどっちつかず〉などと厳しい意見も目立つ。