深川麻衣の魅力と強みは「俯瞰力」 主演・助演を問わず作品内でベストな輝きを見せる
深川麻衣(30)「婚姻届に判を捺しただけですが」TBS系
女優の魅力を楽器の音色にたとえるとすれば、深田恭子はピアノに似ているし、浜辺美波はチェロ、杉咲花はフルートをイメージさせる。
それに対して深川麻衣は、透明感としなやかな存在感が持ち味で、ときどき芯の強さをうかがわせるので、ビブラホンなどの木琴・鉄琴系のやさしい音色を思わせる。
主旋律を奏でることもできる楽器だが(「ルパン三世のテーマ’80」でメロディーを演奏しているのがビブラホン)、深川も主演女優として着実な成長を見せている。
1991年3月29日生まれ、静岡県出身の深川麻衣は、2011年に乃木坂46の1期生として加入。2016年にグループを卒業して女優として活動するようになってからは、「まんぷく」(NHK)、「まだ結婚できない男」(カンテレ/フジテレビ系)などに出演。2019年には「日本ボロ宿紀行」(テレビ東京系)で連ドラ初主演。NHK大河ドラマ「青天を衝け」では和宮を演じている。
今秋は、ドラマ「婚姻届に判を捺しただけですが」(TBS系)に広告代理店の受付嬢・麻宮祥子役で出演中。また、Paraviで配信中のオリジナルドラマ「とにかく婚姻届に判を捺したいだけですが」で主演している。