「ペンギン池落下騒動」も炎上続いたが…なぜ“不寛容な社会”がエスカレートしていくのか

公開日: 更新日:

 もちろん「ペンギン池落下」は批判されてしかるべきで、吉野家で紅ショウガを直食い、迷惑動画をアップして逮捕された大阪市の男2人のように、罪は罪で償うべきだろう。が、“寿司ペロ”騒動しかり、炎上の火ダネになった当事者が“白旗”を掲げてもなお執拗に叩き続け、追い詰めようとする不寛容さは、むしろエスカレートしているように思える。ネット上でもしばしば《もう許してやれよ》なんて議論になったりする。

 明大講師の関修氏(心理学)は、「不寛容な人たちにはいくつか共通点がある」とこう続ける。

「ひとつは自分の原理原則にこだわりが強い。さらに物事を多面的に見られない、などです。今のSNS時代は即断即決を求められがち。情報が猛スピードで次々と流れていくので、その場ですぐに《いいね!》かどうかを決めないといけない。それでは、物事には裏も表もあると深く考える習慣が身につきません。一面的にしか見られなくなる。だから気に食わないことがあると、情状酌量もせずに即《ノー》と結論づけてしまうのでしょう。加えて心に余裕がないことも、不寛容さに拍車をかけていると思いますね」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議