著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

吉本興業前会長・大﨑洋さんに「新喜劇やん。書けるやろ?」と言われて今の自分がある

公開日: 更新日:

 あまりの急展開に言葉を失っていると「時間ないから今週中にプロット書いてきてくれ。頼んだで」と言われ、書き方も知らず、何冊かの新喜劇台本を借りて、見よう見まねで45枚の台本を書き、ここから10年以上、レギュラー作家として書かせていただくことになりました。

 同じく90年の2月、大﨑さんからの話ということで、新人開発担当の方から「9期生からNSCの講師頼むね」といや応なく9期生から講師になっていました。それがいまでは私のライフワークになっています。

 さらに10年近くたったある日、楽屋で大﨑さんにお会いすると、またまたいきなり「自分(君は)なんで東京来いひんねん!」と怒られ、なんのことかわからず「東京ですか!?」「そうや(東京の)NSCや。東京嫌いか?」と聞かれたので「あの……声をかけていただいてませんが……」と答えると「ウソ!? マジで? 声かけてなかったか……ごめん」と頭を下げられ、翌月から東京NSCの講師に呼んでいただき、今も続いています。

 吉本の全体のことなど知る由もありませんが、有言実行、決めたら動くというよりも、動きながら決めていくというような俊敏さに驚かされ続けの40年近くでした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」