橋本環奈「トクメイ」が「ONE DAY」に逆転勝ち?“キャラの魅力”か“懐かしネタ”がウケたのか
テレビコラムニストの亀井徳明氏は「月9と月10を視聴率で比較すること自体に意味はありませんが、“見やすさ”“分かりやすさ”では『トクメイ』のほうが有利でしょう」としつつ、こう続ける。
「これまでクセ強めのドラマが多かったカンテレ制作枠の月10にしてはオーソドックスなので、カンテレドラマファンにはちょっと物足りないかもしれません。ただ、今期は“狙いすぎ”な作品が多いので、ある意味“安心感ある作り”が逆に新鮮とも言えます」
特に50代、60代のオジサン層にとって橋本の「トクメイ」は、1970年代、80年代の夜7時、8時台にやっていたアイドルドラマのテイストを思い出してウケるかもしれないという。
「たとえば南野陽子さんが主演した『あいつがトラブル』(フジテレビ=89年)とか。事件解決のディテールが“ありえない”や“ご都合主義”が多くても、キャラクターの魅力で何となく見れてしまうというような。しかも橋本さんはアイドル的ルックスながら“変顔”も躊躇なくやるし、それを受け止める共演の沢村一樹さんや佐藤二朗さんとのバランスは絶妙です」(前出の亀井氏)