エイベックス松浦勝人会長が文春に反撃…経営者がインフルエンサーと化すメリットとデメリット
■インフルエンサーになれる経営者の条件
「自身や身内に関して、自らの言葉で発信ができる点が大きいです。彼らが他のインフルエンサーと異なるのは、投稿や配信から得られる収益は求めておらず、自身の身に何かが降りかかった際、SNSで発言力を持つことが非常に有効であることに気づいている点です」(ITジャーナリスト)
しかし、知名度があるからといって、フォロワーが簡単に増えていくわけではないという。
「有名でも受け手に面白いと思ってもらえなければ、フォロワー数がある一定数で頭打ちになるケースがほとんどです。その点、自身のキャラクターや生活を一定程度さらけ出し、歯に衣着せぬ発言で若い世代にもファンを獲得している松浦さんは成功しているといえるでしょう。ただ、SNSは炎上と紙一重なので、それが会社や事業に飛び火するのを嫌がる人もいます。インフルエンサーになるにはその点で開き直る覚悟が必要です。松浦さんの場合、上場企業の会長にもかかわらず、ぶっちゃけすぎるので、社内の人間はひやひやしていると聞いています」(前出・ITジャーナリスト)