紅白歌合戦は今年で見納めか…NHKが掲げたテーマ「あなたへの歌」への違和感
■過去最低視聴率の更新となるか
かねて若い世代を中心に「オワコン」と呼ばれる紅白歌合戦だが、それでも中森明菜やB'zなど出場を期待する歌手やグループもあった。しかし蓋を開けてみれば、そんな目玉はどこにもなく「完全にオワコン」との声がネットにあふれたと報じられる始末。「第1部、第2部ともに視聴率過去ワーストとなった昨年の記録を更新するのではないか」との見方があがり、それがネットでは最大に近い関心事となっているのだからどうしようもない。芸能リポーターの小柳美江さんはこう言う。
「たしかに大きなサプライズはありませんでしたね。イルカさんも久しぶりに出演されて、さまざまな年代に届くような選定なのかもしれません。ただ、かつては当落という言葉がメディアに飛び交うくらいの注目度で、紅白に出場すること自体が世間の大きな話題になっていました。常連のベテラン歌手が落ちたり、初出場の歌手の喜ぶ姿を長年取材してきましたが、もはや当落で一喜一憂する時代ではなくなっています。『紅白に出ると10年は営業できる』といわれた時代もありましたが、それも昔。紅白ならではの演出も時代遅れのような気がします。あまり過剰な演出をしないで、歌をじっくり聴かせる番組にしたほうが視聴者が戻ってくるのではないかと思います」