紅白曲目変更のドタバタ生んだ星野源のうかつと想像力不足…園子温映画『地獄でなぜ悪い』→『ばらばら』に
なお、アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません。
しかし、曲目発表後の反響を受け、あらためて紅白制作チームとアーティストサイドで協議を行い、番組全体の構成や演出面などから判断し、星野源さんの歌唱曲を、デビューアルバムに収録されている『ばらばら』に変更することを決定しました〉
元BPO委員で放送ジャーナリストの小田桐誠氏はこう話す。
「楽曲を選定する段階で、NHKも星野サイドも、なぜ多角的な検証をすることができなかったのかというのがまず一点。一方で、SNSの浸透で、楽曲の幅広さや受け止め方に対する寛容さがなくなってきていることへの危惧もあります。しかし紅白は公共放送による国民的な番組ですから、楽曲の意図は別のところにあったとしても、あらかじめ十分な想像力を働かせておく視点は必要だったと思います。それを土壇場になって、世論の批判が起きたから差し替えるというのは、正直、うかつでみっともないと言わざるを得ない」
星野サイドは自身のサイトで楽曲変更の理由について、