“悪女”瀧本美織は韓国ドラマファンを取り込めるか?「財閥復讐」のドロドロ展開は実は日本の“お家芸”
瀧本と言えば、2022年の連ドラ「Sister」(日本テレビ系)で、実の妹を追い込む悪女ぶりがネット上で話題に。木村拓哉(52)主演の2023年のフジテレビ月9「風間公親―教場0―」での“号泣怪演”も、《瀧本さんって悪い女が似合う》なんて書き込みがネットに相次いだものだ。
「ご本人が6年ほど前のインタビューで《悪女をやりたい》と話されていましたから、ここ数年の役柄はその夢がかなっていると言えます。まだ幼さの残るような無垢な笑顔で、人をこてんぱんに陥れる。『財閥復讐』第1話ラストの瀧本さんの演技は、今後の展開を期待させるには十分なものがありました。韓ドラファンもがっかりさせない作品になりそうな予感ですよ」(前出の山下氏)
■2004年放送の「牡丹と薔薇」は日本有数のドロドロ劇
本人の望みでもある悪女役。「財閥復讐」の絵理香も、自分が欲しいもののためなら手段を選ばないというとびっきりの悪女のようで、瀧本の演技にもいっそう熱が入りそうである。
「韓ドラは話数が多いし、1話の放送時間も長い。それゆえ、これでもかとドロドロ展開を多数仕込める。日本のドラマは話数が短いのでどうしても物足りなさが出ますが……でも、そもそも日本の連ドラもかつての大映ドラマや、2004年の連ドラ『牡丹と薔薇』(フジテレビ系)のように大げさなドロドロ展開は“お家芸”なはず。瀧本さんには韓ドラも真っ青のぶっ飛んだ大げさな演技をたっぷりと見せて、日本のドラマの存在感をアピールしてほしいですね」(ドラマ制作会社スタッフ)