マネーフォワードに聞いた「インボイスが始まったらどうしたらいいですか?」
いよいよ10月1日からインボイス制度がスタートする。
ところで、このインボイス制度って何なの? 企業や個人事業主向けに会計や人事労務のサービスを提供しているマネーフォワードの担当者に聞いてみた。
「新しい『仕入税額控除』の方式になります。制度施行後に『仕入税額控除』を受けるには、取引先から『適格請求書(インボイス)』を受け取る必要が生じます。インボイスを発行できるのは、①課税事業者であること②申請し『登録番号』を割り当てられていることが条件の適格請求書発行事業者のみです。そのため、適格請求書発行事業者でない事業者から発行される請求書は、経過措置の期間を過ぎると仕入税額控除の対象にならず、受領側の納める消費税額は従来よりも増加します」
何とも複雑だが、マネーフォワードでは、この課題を解決するためのクラウドサービスを提供している。このサービスを使うと、経理担当者が受け取った請求書や取引先が仕入税額控除の対象かどうかの確認、請求書の保管(紙での保管では相当な負担になる)が可能になる。中小事業者向けには月々2980円~と低価格で、中堅や大企業向けには各社の要件に合わせた料金設定で提供しているそうだ。