「表と裏」の法律知識
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オンラインカジノは賭博「違法とは知らなかった」は通用しない
オンラインカジノをやっていたお笑いタレントが警察の事情聴取を受け、卓球選手が書類送検されるなど、刑事事件としての摘発が相次いでいます。 日本では、刑法により、賭博行為は原則として違法。海外の…
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大学の一般選抜試験が本格化、受験生を狙う痴漢行為に要注意…安心して試験に臨める社会にするために
2月から大学の一般選抜試験が本格的に始まります。受験生にとって試験当日は人生を左右する重大な日。そんな日に電車の中で痴漢に遭ってしまっても、試験に遅れまいと通報をためらう受験生がいておかしくありませ…
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「京アニ」放火事件は死刑判決が確定してもまだ終わりではない?
1月27日、アニメーション制作会社の「京都アニメーション」放火殺人事件において、青葉真司被告本人が控訴を取り下げ、第1審の死刑判決が確定しましたが、その後、弁護側が“控訴取り下げ”の無効の申し入れを…
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「16歳」無免許運転の悲劇が映す家庭と企業の責任
今年の1月11日未明、神奈川県川崎市で未成年の男女4人が乗る車が電柱に衝突し、運転席と助手席の2人が死亡、ほか2人がけがを負う事故が起きました。運転していたのは免許を持たない16歳の少年で、車は少年…
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江別大学生暴行死事件で16~18歳の少年ら4人起訴…「10代の少年だから許される」は大間違い
昨年10月、北海道江別市の公園で20歳の男子大学生が集団暴行を受け、死亡する事件がありました。大きなニュースになったのでご記憶の方も多いでしょう。 この事件では、暴行に加え、クレジットカード…
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死刑囚は民事裁判を起こしてはいけないの?
大阪弁護士会によると、大阪拘置所に収容されている死刑囚が、名誉毀損を理由に損害賠償を求めて裁判を起こしました。この死刑囚のもとには、2021年3月に指定された最初の口頭弁論期日の出席を求める呼び出し…
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12月に入って相次ぐ無罪判決…裁判官への署名活動や抗議活動は正当か?
12月に入り、「紀州のドン・ファン殺人事件」の裁判員裁判で無罪判決が下されたことに続き、「猪苗代湖ボート死傷事故」と「滋賀医大生性的暴行事件」で高等裁判所が逆転無罪判決を下し、社会的注目を集めていま…
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留置所で“取り調べ拒否Tシャツ”着たら警察に没収され…被疑者は着てはいけないの?
留置場で「私は取調べを拒否します」と書かれたTシャツを着ていた被疑者が、警察にTシャツを取り上げられたことが話題になっています。 留置場は多くの被疑者が一時的に生活する場所であるため、警察は…
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2023年9月のサファリパーク事件で管理責任社ら書類送検…ペットの飼い主への警鐘に
福島県のサファリパークで2023年9月に飼育員の男性がライオンに襲われ死亡した事件で、今月9日、園長や当時の管理責任者ら複数人が書類送検されたことが分かりました。 この事件は特別な場所で起き…
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弁護士のスマホ禁止…やりすぎでは? 今や証拠の確認やメモを取るための重要なツールなのに
打ち合わせの際にパソコンやスマホを利用してデータを確認したり、議事録を取ることはもはやスタンダードでしょう。 弁護士が、逮捕されている被疑者の方と打ち合わせをする際にも当然同様のニーズがあり…
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高知地裁で法廷の傍聴席にカギ…裁判やり直しのワケ
11月25日、高知地裁で行われた裁判員裁判で、法廷の傍聴席の出入り口が施錠されたまま公判が進むという問題が起きました。この裁判では、窃盗罪や現住建造物等放火罪に問われた被告人の審理が行われていました…
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悪質な運転なのに危険運転致死傷罪にならない事態が多発…一般人の感覚との差は埋まるのか
今年9月、埼玉県川口市で、18歳の少年が飲酒運転の末、一方通行の道路を時速100キロで逆走し死亡事故を起こしました。当初は危険運転致死の疑いで捜査されましたが、容疑がより軽い過失運転致死に変更され、…
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君子危うきに近寄らず…「頂き女子“りりちゃん”」はどこにでもいる?
「頂き女子“りりちゃん”」を名乗る女性から3800万円余りを受け取ったとして、組織犯罪処罰法違反などの罪に問われているホストクラブの元店員に対し、今月7日、懲役3年、執行猶予5年、罰金80万円と、追徴…
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「大阪王将ナメクジ事件」「チロルチョコ虫混入事件」はこんな結末に…SNS拡散の危険性
近年、SNSで誰もが簡単に情報を発信できる時代になりました。しかし、その便利さには注意が必要です。例えば、「大阪王将のナメクジ事件」や「チロルチョコ虫混入事件」。どちらもSNSへの投稿がきっかけで世…
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小嶋陽菜さん暴行事件はいくつもの罪に問える
10月28日、東京・渋谷で写真集の発売イベントに出ていたタレントの小嶋陽菜さんがとんだ災難にあいました。イベント終了後、路上で突然男性に抱きつかれ、押し倒される暴行事件が発生したのです。この男性はす…
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「ホワイト案件」信じ込み闇バイトに…一見適法に見える勧誘文言を真に受けるのは相当危険
最近、横浜市青葉区で75歳の男性が殺害され、現金が奪われるという悲しい事件が起こりました。この事件で、22歳の男性が強盗殺人の疑いで逮捕されました。彼は、SNSで見つけた「ホワイト案件」という言葉を…
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詐欺かも? でも裁判所からの手紙はよく見ましょう
今月2日、警視庁は裁判に出廷しなかったとして刑事訴訟法違反(公判期日への不出頭)容疑で元社長を逮捕しました。この元社長は、カードゲーム企画販売会社の口座から約1億8000万円が不正に引き出された事件…
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袴田巌さん無罪確定 検事総長の控訴断念「談話」でわかった検察庁の“お役所体質”
静岡県で一家4人が殺害された「袴田事件」。検察が控訴しないと表明したことで、死刑確定から44年、事件発生から58年という長い年月を経て袴田巌さん(88)の無罪が確定しました。 今回の再審無罪…
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羽賀研二の逮捕事件は司法界も揺るがしかねない
先月25日、かつては俳優として活躍し、華やかな芸能生活を送っていた羽賀研二さんが逮捕されたとの報道がありました。これで3度目の逮捕だそうです。 今回は、暴力団組員や司法書士らと共謀して、自身…
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首都高で起きたトラックの迷惑停車…運転手はどんな責任を負うのか?
今月23日のX(旧ツイッター)――。首都高でトラックが車線を塞ぐような形で斜めに停車し、運転手とみられる男性が、車道に降りてほかの乗用車の運転手にドア越しに詰め寄ったり、ガラス部分を叩いたり、ドアを…