精神科医考案! 合格率45.5%のウイスキー検定にたった5日で合格した「アンキパン勉強法」

公開日: 更新日:

覚えていないものの記憶に時間をかける「レベル分け記憶術」

 次に、単語帳を使って暗記する作業に入ります。

「スコットランドの国花」というカードの表を見る。裏に書いてある答えは「アザミ」だとわかりますが、より記憶に定着させるために、必ずペンで紙に書きながらチェックしていきます。

 何枚かに1枚は、まだ暗記できていない、間違えてしまうカードが出てきます。そんなときは間違ったカードを抜きとり、「暗記中」の束に移動させます。

 ひと通り問題なくチェックが終了したカードは、「暗記済」の束となります。

「暗記中」の束に入っているカードの記憶は、おぼろげです。そこで、それが全て正答できるようになるまで繰り返し暗記します。そして、翌日、「暗記中」のカードに再挑戦します。ほとんど暗記できているのですが、やはり間違えるカードが何枚かあります。

 そのときも間違ったカードを抜きとり、今度はさらに「難問」の束に移動します。

 つまり、作ったカードを「暗記済」「暗記中」「難問」の3つの束に分類するということです。「暗記済」のカードを何度も何度も勉強するのは時間の無駄です。覚えていないカード、ときどき間違ってしまうカード、つまり「難問」「暗記中」のチェックに時間をかけて、「暗記済」のカードは直前にチェックする程度でいいでしょう。

 これを繰り返し、「難問」の束が全問正解できるようになれば、「100%記憶した」ということになります。これが、書くだけで100%確実に記憶できる、単語帳を「アンキパン」にする方法です。

 この方法で、ウイスキー検定本番でも、カードに落とし込んだ知識に関しては、100%正答することができました。カードに落とし込めなかった重箱の隅をつつくような問題は残念ながら間違えてしまいましたが、合格ライン70点のところ89点と余裕の合格です。

 コツは、先述の通り、覚えたカードのチェックに時間をかけずに、覚えていないカードの記憶に十分な時間を振り分けることです。それによって、時間を有効利用できます。単語帳を使ってはいても、「暗記したカード」と「暗記できていないカード」に分類していない人が大部分かと思いますので、是非、やってみてください。本当に、100%記憶できます。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった