緑色なのになぜ「黒板」と呼ぶの? 老舗メーカー「サカワ」に聞いた
「近年、イベントなどで見かける建物に画像を投影するプロジェクションマッピングの原理を応用して、既存の黒板に映像を映し出すことができる日本初のアスペクト比16:6のプロジェクター式電子黒板です。あらかじめ用意した文章、画像、複雑な図形などを簡単に黒板に映し出すことができるため、板書を手書きする時間を大幅に節約。教師の負担を軽減することに成功しました」(前出の担当者)
実際、「パッと映せるので飽きがこない」「生徒の居眠りが減った」「待ち時間がなくなり、子供たちが授業に集中してくれる」と現場での声も上々。少子化で需要が減り、廃業する黒板メーカーが増える中、サカワの実績は右肩上がりだ。
掃除で黒板消しをパタパタやっていた昭和世代には隔世の感だ。