貧打にあえぐ西武に帰ってきた “おかわり様”中村の決勝打
頼もしい男が帰ってきた。
背中の張りで出遅れていた西武の中村が、25日のソフトバンク戦で一軍復帰。「5番・一塁」でスタメン出場すると、第1打席でソフトバンク先発の摂津からヤフオクドームのフェンス最上段を直撃する2点二塁打を放った。
さらに、これが決勝打となったものだからベンチの雰囲気は最高潮。12球団ワーストのチーム打率・222と貧打にあえいでいただけに、まさしく「神様、仏様、おかわり様」だ。
伊原監督の意向で、今後も定位置の4番ではなく5番を打つ方針。これが他球団にとって厄介極まりない。4番・浅村はリーグトップタイの20四死球。出塁率も4割を超えている。これまでは浅村を歩かせても後続を断てばよかったが、5番・中村では浅村を不用意に出塁させるわけにもいかなくなる。
「(フェンス直撃は)思ったより打球が飛びましたね。背中? 大丈夫です」と話した中村。借金8からの巻き返しが始まるか。