田中、ダル、岩隈…現実味帯びる日本人初のサイ・ヤング賞
今年こそ日本人投手が栄冠を手にするかもしれない。
ヤンキースの田中将大(25)が11日(日本時間12日)のマリナーズ戦でハーラートップタイの10勝目(1敗)を挙げれば、レンジャーズのダルビッシュ有(27)は同日のマーリンズ戦でメジャー初完封となる7勝目(2敗)。
ダルとマリナーズの岩隈久志(33=4勝3敗)がサイ・ヤング賞投票の2位と3位に入った昨季に続き、今年は田中も含めた3人が同賞を争う気配なのだ。
「現時点で最右翼は田中とみていいでしょう。田中は勝ち星以外にも防御率(リーグトップの2.02)、クオリティースタート(6回3失点以内=12試合)と安定している。順調に白星を積み重ねれば、新人王とのダブル受賞もあります。ダルにしても2年連続で200奪三振に達すれば、田中と票を分け合うかもしれません。岩隈はシーズンを通じて大崩れしない安定感が評価されると思います」(アメリカ野球愛好会副代表の鈴村裕輔氏)
今季はヤンキースとレンジャーズが不調。田中とダルはポストシーズン進出の可能性が限りなく低いものの、