7回零封で4勝目 好投“自画自賛”の岩隈がつかんだ手ごたえ
「しっかりと左足を踏み込んで、腕を振って投げられた。この感覚で投げられれば大丈夫」
マリナーズ・岩隈久志(33)が、自信たっぷりに話した。
4日(日本時間5日)のインターリーグ・ブレーブス戦に登板し、7回を6安打無失点、7奪三振、無四球で4勝目(2敗)。昨季のサイ・ヤング賞候補右腕の好投でチームは連勝を5に伸ばした。
岩隈が「丁寧に投げることだけを意識した」と振り返った通り、キレのある変化球でブレーブス打線に的を絞らせない。好調な3番フリーマンには、追い込んでからのスプリットでバットに空を切らせるなど、3三振に仕留めた。
立ち上がりこそ走者を許したものの、三回からは3イニング連続で3者凡退で切り抜けるなど尻上がりに調子を上げた。テンポの良い投球で7回を96球。余力を残してマウンドを降りた。
ナ・リーグ東地区首位を走るブレーブス打線をねじ伏せた岩隈は「先制点を与えずに粘り強く投げられて良かった。やっと自分の投球ができた」とニンマリ。自主トレで右手中指を痛めて開幕から出遅れたが、7戦目にしてようやく手ごたえをつかんだようだ。
今季の岩隈は肩の消耗を抑えるため、いずれも100球以内で降板している。シーズン終盤まで安定した投球を続けるかもしれない。