エース能見抹消 阪神が画策するオリとの駆け込みトレード
「狙いはオリックスでしょうね」
某阪神OBがこう言った。7月末に期限が迫るトレードについて、阪神とオリックスとの間で話がまとまる可能性があるというのだ。
「オリックスが投手で一商売しようと考えているそうです。金子、西、ディクソンの先発ローテに、大卒2年目左腕の松葉が5勝を挙げてこれに加わった。中継ぎも馬原、佐藤、平野の勝利の方程式は盤石。二軍には“余剰要員”が少なくない。平井、東野、小松は実績があるし、中でも左腕の八木は二軍で5勝1敗、防御率2・42(3日現在)と好成績ながら、一軍登板はわずか1試合。他球団なら一軍ローテに入っても不思議じゃない。投手不足に悩む阪神が目をつけている」
勝率5割で3位の阪神が再び優勝争いに加わるためには、リーグ4位のチーム防御率3・96からの底上げが必須。中継ぎ補強の一環で米国帰りの建山を獲得したが、6月29日の中日戦で、エース左腕の能見が三回途中9失点KO。翌日、左脇腹の違和感で登録抹消されるなど、不安は募る。
■計算できない投手陣