唯一の新人「侍J」巨人・小林 来季正捕手奪取に攻守の“師匠”
新人でただひとり、侍ジャパンに選出された巨人の小林誠司(25)が10日、壮行試合に臨んだ。
巨人の正捕手には阿部が君臨していたこともあり、今季63試合の出場。2番手捕手の選出を小久保監督は「経験を積ませて将来は巨人でレギュラーを取って、侍でもレギュラーをという期待を込めた」と明かしていた。
17年WBCの正捕手候補としての期待もかかるわけだが、その前に巨人でレギュラーの座を掴まなければ始まらない。阿部は来季から一塁へ転向する。小林は日米野球で「メジャーリーガーの捕手はどういう意識で、どんな動きをするのか学びたい」と話していたが、「学ぶ」のは守備だけでは足りない。
巨人は広島で二軍監督を務めていた内田順三氏(67)が二軍打撃コーチとして復帰。かつて松井秀喜、高橋由、阿部などを指導した名伯楽だ。原沢GM兼球団代表は「若手を育てて欲しい」と要望。ドラフト1位の岡本和真(18=智弁学園)が筆頭ではあるが、球団が指定する「打撃強化指定選手」の中には、中井、大田らの大砲候補の他に、小林も入っているという。