巨人・阿部慎之助が語る「45歳まで現役」「捕手引退の覚悟」

公開日: 更新日:

 ちょうど2カ月前。日刊ゲンダイにセ・リーグ後半戦の展望を聞かれ、「巨人優勝のカギを握っているのは阿部慎之助」とコメントし、「話をしていても、大丈夫? と思うほど元気がない」と不安点を挙げました。

 阿部選手はその後もなかなか打撃の調子が上がらず、最近はこだわりのある捕手のポジションを外れ、一塁を守ることも増えてきました。いよいよ落ち込んでいるのではないか──。会う前はそう心配していたのですが、久々に話をした彼はしかし、意外にも明るい表情でした。

「一塁? だいぶ慣れてきましたよ。最初はやらかしちゃいましたけどね」

 1年ぶりに一塁を守った7日のDeNA戦は失策こそなかったものの、ベースカバーが遅れるなど細かなミスを犯し、1-10で大敗。それを笑い飛ばした慎之助は、神妙な表情に戻ってこう続けました。

「チームのこと、自分のことを考えれば、ボクが一塁をやることが今は大事なことだと理解しています。自分のことで言えば、肉体的負担はやっぱり一塁の方が少ない。体はラクだから、首脳陣の方に体調を気遣ってもらう必要がない。自分にはこれが大きい。チームのことで言えば、将来のためにやっぱり(ドラ1新人捕手の)小林に経験を積ませたいというのは分かるし、ボクもそうしてもらいたいと思います。大事なことですから」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した