連続トリプル3狙うヤクルト山田 達成でも広がる柳田との差
昨年の「トリプルスリー」が揃って自主トレを公開した。
まずはソフトバンクの柳田悠岐(27)。グアムで同僚の松田らと自主トレを行い、「グアムは暖かい。肘の状態もいい」と、昨年11月に行った右肘の手術のリバビリは順調に進んでいる様子。今季は40本塁打、40盗塁の「40-40」というさらなる高みを目指している。
ヤクルトの山田哲人(23)は松山市内で同じく同僚の川端らと汗を流した。こちらは2年連続のトリプルスリーを目標に掲げており、「今はウエート中心。去年はシーズン終盤に疲れがきたので疲れない体作りを」と、意気込んだ。
2人は昨オフ、年俸が大幅に上がった。柳田は9000万円から3倍増の2億7000万円で、山田は3倍増には届かず8000万円からの2億2000万円。同じトリプルスリーで5000万円の大差がついた。
柳田は大卒、山田が高卒でプロ入りしたため、年齢は柳田が4歳上だが、ともに10年ドラフトの同期生。過去5年間の通算成績を見ると、柳田が460試合で65本塁打、228打点、打率.318。山田は406試合で71本塁打、216打点、打率.314と大差はない。その上での「5000万円」の差は、ソフトバンクとヤクルトの資金力が影響しているのだろう。