2.2億円更改も ヤクルトにのしかかる「山田の年俸問題」
「凄い評価をしていただいたので気持ちよくサインしました」
8日、ヤクルトの山田哲人(23)が契約更改。1億4000万円増の2億2000万円でサインした。
今季、打率.329、38本塁打、34盗塁で「トリプルスリー」を達成。本塁打王に盗塁王のタイトルを獲得し、チームの14年ぶりのリーグ優勝に貢献した。希望の3倍増には届かなかったが、当初の提示から上積みを勝ち取ったという。
さらに来季から山田自身が希望していた背番号「1」へ変更するに当たり、元背番号「1」の米マリナーズ・青木宣親(33)がサプライズで登場。「ヤクルトの『1』は特別な番号。プレーだけでなく人間的なところでもチームを引っ張っていってほしい」と激励されると、「人生で一番ビックリした。背番号『1』に恥じないように、頑張りたい」と気持ちを新たにした。
同じく「トリプルスリー」を達成したソフトバンクの柳田悠岐(27)が今季9000万円から3倍増になるという報道があった中、下交渉では複数年契約を提示されるも希望額に届かず、「ショックです」と吐露した。難航も予想されたが、ヤクルトによる「年俸上積み」「背番号『1』の継承」「青木サプライズ」という三段構えが奏功したようだ。